
4男児のシングルファザー・前田顕蔵がさらす“子育てSNS”から目が離せない! 映えない「むき出しの子育て」に共感が集まる理由
4男児のシングルファザー・前田顕蔵さんインタビュー #1「SNSで子育てを配信する理由」(全3回) (2/3) 1ページ目に戻る
2026.04.08
プロコーチ:前田 顕蔵
“ありのままの子育て”を残したい
母ちゃんは僕を産んだから死んだんだよ
四男が言った
違う。まだわからないかもしれない。全然違うんだよ
あなたを産んで母ちゃんは沢山抱っこしたり、ご飯あげたり、一緒に寝たり笑ったり
あなたは宝物
一緒に生きてたんだよ、あなたを産んでからも
大切な日々をあなたと過ごしてた
何度でも伝えていこ
大切な事を伝えていこう
引用:本人のインスタグラムより@Kenzo Maeda
インスタグラム(以下インスタ)を開くと、そこには妻を亡くしたシングルファザーとして、4人の息子と向き合う父・前田顕蔵(以下:顕蔵)さんの姿があります。
投稿に並ぶのは、“映(ば)える”育児記録ではありません。山のような洗い物を前に「もうエグい、なんちゅうことや」と嘆く夜もあれば、子育ての孤独につぶされそうな日もあります。
節分には鬼になり、本気で子どもたちにやっつけられたり、誕生日のゼリーケーキを盛大に失敗したり。まだ自転車でふらつく子どもの背中を押しながら走る姿や、息子の弁当を作る早朝、トイレの成功を一緒によろこぶ瞬間もあります。子どもたちと行ったディズニーシーでは、施設名を間違えてキャストに「トイザらスどこですか?」と本気でたずねる父の姿も。
完璧な父親じゃない。むしろぐちゃぐちゃで、にぎやかで、ときどき本気でしんどいリアルな日々です。
「子育てをしている今しか味わえない感情や時間がある」と話す顕蔵さん。その一瞬一瞬を、できるだけありのまま残したいと投稿を続けていると言います。
なかでも359万回と最多の閲覧数(2026年3月時点)を記録したのは、顕蔵さんが妻への思いをストレートに綴った投稿でした。添えられていたのは生まれたての三男を抱く亡き妻の写真。
「今日もあなたを想い あなたと過ごしたかった日々を生きる」
むき出しの妻への思慕の情、そしてあふれ出す孤独と決意。その言葉は見る者に深く突き刺さります。妻は最期、顕蔵さんにメッセージを遺しました。
「ありがとう、大好きよ、あとはまかせたよ」──。
この言葉をお守りのように胸に抱いて、前を向いて、4人の息子たちとの日々を重ねていく。その姿が、多くの人の共感と感動を呼んでいます。
子どもの成長は、振り返ればあっという間。しかし、日々の子育ては、ときに終わりのない時間のようにも感じられます。余裕がなくなったり、逃げ出したくなる日だってあります。筆者もそんな母親の一人です。
そんな日々の中で、スマホで顕蔵さんの投稿を見かけると、子どもと過ごす「今」という時間の意味を、改めて考えさせられます。
それは、顕蔵さん自身が家族との「今」を大切にしていることが、言葉や写真の端々から伝わってくるから。その背景には、妻の闘病生活の中で顕蔵さん自身が実感した出来事があります。
「余命が何週間、何日と言われながら、毎日が進んでいく。あのときに『本当に時間って終わりが来るんやな』とわかって、『今』の捉え方が変わりました。
長い人生で考えたら、今みたいに感情が大きく動く時間って、そう多くはないと思うんですよね。子育ては、もちろん大変なんですけど、すごく特別な時間だなって思っています」(顕蔵さん)
「えげつない子育ての孤独」を共有する
現在のような子育て中心の投稿を始めたのは、妻が亡くなった2022年から。当時、11歳、9歳、3歳、1歳の子どもたち4人を一人で育てるなかで、「えげつないほどの孤独を感じていた」と言います。































