キッザニア東京の「出版社」パビリオン 新しいジオラマで魅力度パワーアップ!

新旧ジオラマの入れ替え作業の1日に密着レポート!

カメラ位置を細かく調整しながらジオラマの小物を移動する

ジオラマのセットをなるべく広く撮影するために考えられたベストの配置。隠した物がどう見えるか、そばのモニターでチェックできる

新しいジオラマが台の上に収まりました! 次の作業はカメラ位置の調整です。さがしもの絵本「どこ?」の編集には、こどもたちが実際にジオラマの中にものを隠す作業があります。そのため、カメラのアングルは特に重要なポイント。セットの高さを変えたり、物を移動させたりしながら、プロカメラマンが調整します。何度もテスト撮影を行い、微調整を繰り返し、ようやくベストの位置とカメラの角度が決定しました!

プリントの色見を調整し、ジオラマを仕上げて作業完了!

ジオラマのセットの最終調整を行う山形明美先生

早速、撮影したジオラマの写真をプリントします。少し赤みがかった色になったので、カメラの設定を再度調整します。きれいな色でプリントされることも、絵本のクオリティを高めるうえでとっても大切なんです。その後、色味もOKになり、すべての調整作業が完了! 最後の仕上げに、移動させた物を接着剤でしっかり固定します。山形先生に感想を伺うと、「無事に終わってホッとしました。ジオラマの中に物を隠して本を編集するのは、ここでしか体験できないこと。ぜひ、新しいジオラマでもたくさんの方に楽しんでいただきたいです」と、笑顔で話してくださいました。

新しくなったジオラマで編集者の仕事を体験しよう!

新しくなったジオラマを使ってどんな風に物を隠すか、さらに楽しみに!

たくさんの人達が力を合わせて、無事にジオラマの入れ替えが終了しました。新しいジオラマは、以前と同じく、手間をかけてていねいに作られたたくさんの物が細々とバランスよく配置され、思わず目を奪われる完成度の高さ。ぜひ、実際に見て、編集者の仕事を体験し、世界に一冊の絵本を作りましょう。

取材・文 ライター松田有美

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