ほとんどのママが存在すると考えている「名もなき育児」。具体的にどのようなものがあるのか聞いてみました。ふだん無意識にやっているものの、いわれてみれば「あるある!」と共感する「名もなき育児」の数々をご紹介します。
◆在庫管理&チェック
・おむつやおしりふきの補充。
・おしりふきの素材と子どもの肌の相性をチェックし、次に何を買うかを決める。
名もなき家事でも筆頭に挙がる「生活用品の在庫管理」ですが、おむつ関連は敏感な赤ちゃんのお肌の観察も必須となります。
・洋服の衣替えやサイズを把握して買いものしたり、処分したりすること
・定期的な足のサイズの確認と買い替え
子どもの成長に合わせた洋服類の管理のほか、学校の備品の補充を挙げてくれたママもいました。
◆学校や園の準備
・お出かけのときの荷物準備。
・保育園のおむつの残量を確認して名前を書いたおむつを持っていく。
毎日の準備はまさに「名もなき育児」の積み重ねです。
・工作用の素材(廃材)集め。
こちらのママは「ラップの芯を来週とか言われると無理。空き箱もティッシュ以外ない」と共感しかないエピソードを併記してくれました。
ラップやトイレットペーパーの芯、空き箱など、ゴミ箱に捨てようとして「これ工作のためにとっておいたほうがいいかな」と考えなければいけないのも、じつは負担なんですよね。
・ならいごとの面談・アンケート。
学校や園以外にならいごとに関するタスクも多数。送迎や待ち時間を挙げてくれたママもいました。
◆日常の声かけ、メンタルケア
・子どもの身支度を急がせる。
・今日の適切な服装を提案。
育児中は子どもがスムーズに動いてくれるような声かけが求められます。せっかく気温にあった服装を「提案」しても、「今日はこれを着たいの~!」と一波乱起きそうなにおいがプンプンします。
・子どもの収納箱の整理の声かけ。
ママがやったほうが早いとわかっていても、子どもの自立のために必要な声かけ。タイミング、子どもの性格などを見きわめて誘導しなければなりません。
・きょうだいゲンカをとめる。
きょうだいゲンカをとめたあとはもれなく「きょうだいどちらかのメンタルケア」もセットで発生することでしょう……。
・入浴後の保湿、汗疹のケア、日焼け止め。
・お風呂あがりの体拭き(お風呂出るよ! じゃないんだよ!! その後ゆっくり湯船に浸かってる時間はないぞ! ワンオペの日はママはすっぽんぽんで子ども優先してるんだぞ!)。
「お風呂」とひとくちにいっても、付随する名もなき育児は数えきれません。2人目のママの回答は、パパへの叫びでしょうか。
・採ってきた虫の飼育。
結局面倒を見るのはママ……。もし生き餌が必要な虫だった場合「餌となる虫を捕まえてくる」というタスクが発生し、もう終わりが見えません。
・一緒に進路を考える。
・日常の些細なことまで話を聞き、様子を見て、心のケアをする。
年齢があがるにつれて、子どもによりそったメンタルケアや入り組んだ相談も出てくるのですね。