「早くして!」「ちょっと待って!」。子どもの寝顔を見ながら、今日言ってしまった言葉を反省する夜はありませんか? 忙しい毎日、余裕がないときについ出てしまう口癖。ときには子どもからブーメランのように返ってきてドキッとした経験のあるママもいるのではないでしょうか。
本記事では先輩ママ142人に聞いた「ママ自身がやめたい口癖」「やめさせたい子どもの口癖」をご紹介します。無意識な心が映し出される「口癖」を通して、親子の現状をひもときます。
コクリコラボアンケート「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に2026年2月24日~3月9日 インターネット上で実施。有効回答数は143件。
8割のママが共感 やめたい「親の口癖」と深層心理
育児中のママ142人に「やめたいと思っている口癖があるか」を聞いてみたところ、「ある」「どちらかといえばある」を合わせた約8割のママが「ある」と回答しました。多くのママに自覚があるようです。具体的にどのような口癖なのか、聞いてみました。
◆バタバタの毎日でつい出る口癖
朝の支度時間や夕方の帰宅後など、子育て中のママは毎日バタバタ……。そんな日常生活のなかでついつい出る口癖はどこの家も似ているようですね。
「ちょっと待って」
待たせすぎて「もういい」、と言われたことがあり、手を止めてでも聞いてあげるほうがいいなと思いました。(40代/小6男の子のママ)
家事をしているときに、3歳の子どもに「ママ◯◯してー」と言われ、「ちょっと待って」と言っていたら、子どももなんでも「ちょっと待って」と言うようになってしまった。食事の準備や片付けを優先していたけど、子どもにとっては今現在のほうが重要なのだと反省した。(30代/3歳男の子、1歳女の子のママ)
もっとも多く寄せられたのが「ちょっと待って」です。家事や育児で時間に追われるなか、すぐに手を止めて子どもに向き合ってばかりはいられませんよね。
返ってくる子どもの一言に、後回しにばかりにしてしまったことを反省しているママも多くいました。
「今度ね」
先送りを重ねるうちに「ママに言っても仕方ない」と言われるようになり、あまり相談されなくなってしまって少し後悔。(40代/中1男の子、小4女の子のママ)
「ちょっと待ってね」の類語として「すぐ終わる」「あとでね」「今度ね」なども寄せられました。このようにちょっと切ないエピソードを告白してくれたママもいました。
「早く~~して」
幼稚園に行く日の朝や出発時間が決まっているときによく言ってしまいます。4歳の娘から「早くはできないのーーーー! ゆっくりしか無理ーーーー!」と泣かれてしまい、余計に時間がかかってしまうのとお互いイライラして結局良いことは何も起きないのですが……言ってしまいます……。(30代/4歳女の子のママ)
「はよしーや!」
かわいい我が子が頑張ってる姿に気づかず急かしてしまうことがある。時間に制限はあるから難しい。(40代/小6、年長女の子、小4男の子のママ)
「ちょっと待って」と同じくらい多く寄せられたのが「早く」でした。登園前や登校前だと、集団生活のルールを教えることも意識して余計に声を荒らげてしまうことも。多くのママが大人の都合で急かしているという自覚や罪悪感を抱きながらも、日々奮闘しているリアルな姿が浮かび上がります。
◆爆発して後悔・子どもにうつって反省 ネガティブワード
「めんどくさい」
子どものことをするときについめんどくさいと言ってしまう。悲しそうにそれを見つめる娘の姿があった。かわいそうと思いつつ口に出してしまう。(40代/中2の女の子、小3の男の子のママ)
疲れているときなど軽い気持ちで「めんどくさい」と言ってしまうことはありますよね。でも、子どもは言葉を額面どおりに受けとって「自分の存在が負担なのかも」と思ってしまったのかもしれません。
「めんどくさ!」
理不尽な癇癪が始まったとき、兄弟喧嘩が始まったとき、など、つい言ってしまう。子どもにお手伝いを頼んだときに逆に言われるようになってしまった。(30代/小4、小1男の子のママ)
お手伝いを頼んだら「めんどくさ!」……。ママの口癖がブーメランとなった悲しい事例です。
「ダメ」
「ダメ」という言葉をよく使っていたら、3歳の子が真似してお友達に使うようになった。ダメという言葉が強くて、お友達の中には困惑している子もいた。もう少しダメな理由を添えて伝えるべきだと学んだ。(30代/小1、5歳、3歳女の子のママ)
危険な場合や守るべきルールを伝えるときには便利な言葉で大人はつい使ってしまいますが、子どもへの影響力には驚かされます。理由を添えて伝えることの大切さに気づいたこのエピソードは、私たちの日々の声かけを見直すヒントになります。
「うるさい!」
子どもの要望を、理由を話して丁寧に断ってるのにしつこくしつこく何回も同じことを言ってきたときに「うるさい!」と強めの言葉で黙らせてしまったこと。これだと、ママが怒るからという理由で諦めることになるなあと反省しました。(30代/4歳女の子のママ)
最初は丁寧に理由を話していたけれど伝わらず結局爆発してしまった、ということありますよね。
「ママもう知らんよ」
際限なくグズられるとついつい言ってしまうのですが、子どもは見放されたと思ってさらに大泣きしてしまいます。分かってはいるのですが……。(30代/小4、1歳男の子のママ)
さらに泣くのがわかっていても出てしまう「もう知らない!」という言葉。ママ自身も限界までがんばったのですよね。
「ママ疲れた、もうイヤ、家出する」
小2の子は何か嫌なことがあると「家出する」と言うようになってしまいました。(30代/小4、小2女の子のママ)
「家出する」という言葉だけを聞くとドキッとしてしまいますが、ママの真似をしてちょっと現実逃避したいな、くらいの感覚で使っているのでしょう。「一緒に家出しよう」とリフレッシュに出かけるのもいいかもしれません。
「死んだ!」
物を壊してしまったときなどに「うわ~死んだ!」とつい過剰表現してしまうのですが、子どもも真似して「死んだ?」と言うことがあり……子どもの前で強い言葉をあまり使ってはいけないなと反省しました。(30代/4歳女の子、2歳男の子のママ)
語気の強いネガティブワードは大人が思っているよりも圧迫感やきつい印象を与えてしまうもの。子どもが真似したりショックを受けたりすることもあるので注意が必要ですね。
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◆親の口癖を直す工夫 子どもへの連鎖を断ち切ろう
ママたちを集めた座談会では、口癖をやめるためのアイデアが集まりました。
「めんどくさい」
私の「めんどくさい!」という口癖が子どもにうつってしまったことに気づき、やめようと思いました。言われたことを一気にやろうと思うと「めんどくさい!」と口に出てしまうので、全部やろうと思わずに「まぁ、いっか」と口に出して整理するようにしていました。私がやめたことで子どもも言わなくなりました。(小4、小2男の子、0歳女の子のママ)
ネガティブな口癖をポジティブなことに言い換えることで、口癖をやめられたのですね。お子さんにうつったことで気づいたというママはほかにもいました。
「絶対」
「ママお菓子買ってよ、絶対に」など、子どもが「絶対」とよく言うなぁと思い、振り返ってみると私の口癖でした。「ちゃんと片づけてよ! 絶対に、今日中に」みたいに言うのをやめようと思い、娘たちに【言ってはいけないワード】を伝え、「ママがこの言葉を言ったらお菓子を買います」と宣言。私も言わなくなりましたし、子どもも言わなくなりました。(小2女の子、年長男の子のママ)
自分にペナルティを課すことで口癖を直し、子どもにも波及したという経験をシェアしてくれました。正直に口癖を直したいことをお子さんに伝え、実行したママに拍手を送りたいです。



































