中学受験で大切な「他者理解」が深まる! 「原爆投下」を題材にした物語「光のうつしえ」

中学受験のための読書をはじめよう! 受験に役立つ親子で読みたい物語④

児童図書編集チーム

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中学受験の入試問題で必ず出題される「物語文」。

今回の記事では、2024年に出題された「原爆投下」という日本の歴史的背景を描いた作品をご紹介。
さらに大手中学受験塾で受験指導などを担当し、1000人超の子どもと関わったライターによる【出題ポイント】も公開します。

なぜ中学受験の国語の問題で「原爆投下」という歴史的背景がテーマの物語が出題されるのでしょうか?

他者理解が深まる! 戦後25年の広島を描いた「原爆投下」の物語

作品名:『光のうつしえ』
著者:朽木祥
出題校:香蘭女学校 中等科、聖ヨゼフ学園中学校

【あらすじ】

真夏の夜、元安川に、人々は色とりどりの灯籠を流す。光を揺らしながら、遠い海へと流れていく──。

68年前の8月6日、広島上空で原子爆弾が炸裂した。そこに暮らしていた人々は、人類が経験したことのない光、熱線、爆風、そして放射能にさらされた。ひとりひとりの人生。ひとりひとりの物語。そのすべてが、一瞬にして消えてしまった。

終戦から25年後の広島、中学生たちを主人公に、残された人たちの悲しみ・苦しみの深さに触れる物語。

【出題ポイント】
日本の歴史的背景を題材にした作品は、当時を生きた人々の心や思いを想像することで、中学受験の物語文において重要視される「他者理解」が深まります。時代が進むことで風化してしまいがちな「原爆投下」の恐ろしさをどう伝えていくのか。親子で読んで感想を話し合ってみることが、子どもの新たな視点に繫がるかもしれません。

「中学受験のための読書」をはじめてみよう!

中学受験は知識や学力だけでなく、考える力や表現力、物事を多角的に見る力が求められます。そのため、本を読むことで、楽しみながら中学受験につながる一歩を作ることができます。

今回ご紹介した『光のうつしえ』で、ぜひ中学受験につながる読書をはじめてみてくださいね!

中学受験に出題された本をもっと知りたい方はこちら!

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児童図書編集チーム

講談社 児童図書編集チームです。 子ども向けの絵本、童話から書籍まで、幅広い年齢層、多岐にわたる内容で、「おもしろくてタメになる」書籍を刊行中! Twitter :@Kodansha_jidou YA! EntertainmentのTwitter :@KODANSHA_YA_PR

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