【不登校】なぜ学校に行けないのか? 「子どもたちの真実」を専門家3人が明かした!

おおたとしまさ×井本陽久×相澤樹3者対談1/3「学校に行っていない子どもたちの今」 (3/3) 1ページ目に戻る

井本:子どもが「学校に行けない理由を言えない」って言うのはめっちゃわかる。言葉にできなくても、身体のほうが先に『もう無理だ』と感じ取っていることがあるから。

おおた:原因が担任の先生が苦手とか、大嫌いな子がいるとか、いじめに遭ってしまったといった人間関係だったら、環境を変えればいい。クラス替えとか転校とか、あるいはフリースクールへ行っても解決するかもしれない。

でも人間関係ではなくて本人にも自覚が難しいけど、子どもたちを蝕(むしば)んでるものが、今の社会にはあるかもしれないっていう視点ですよね。

相澤:低学年は特に行きたくない理由を言語化できない子どもたちが多いんです。その子たちに高学年になってから「なんであのとき行けなかったの?」と聞くと、「もう廊下の奥行きが怖くて無理だった」とか「なんか吸い込まれそうだった」とか言うんですよ。

その答えにびっくりしました。これじゃあ大人はわからないですよね。絶対理解しがたい。

おおた:とはいえ「じゃあ廊下変えましょうか」って話でもない。廊下の奥行きが怖いって言うのも、単に視覚的に怖いだけじゃなくて、やっぱりそこに何かメタファー的な、その子が心の奥底で感じる恐怖みたいなものがあるんでしょう。

でも言語化が未熟な子どもとしては「吸い込まれてしまう」「奥行きが怖いんです」って言う。だからそれはそれで、言葉どおりに受け取ってもいけないとは思うんです。

相澤:そうなんですよ。だからメタ認知できるようになる年ごろになると解消されるケースも結構あったりします。

─・─・─・─・─・─・

次は、学校外の居場所になっている「フリースクールの今」について、引き続き3人の話を伺います。


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2回目を読む※2026年9月22日より公開
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\親の不安を安心に変える、新しい居場所の探し方/

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おおたとしまさ

おおたとしまさ

教育ジャーナリスト

1973年、東京都出身。教育ジャーナリスト。麻布中学・高校卒業。東京外国語大学英米語学科中退。上智大学英語学科卒業。97年、リクルート入社。雑誌編集に携わり2005年に独立後、教育をテーマにさまざまな取材・執筆を続けている。中高の教員免許、小学校での教員経験、心理カウンセラーとしての活動経験もある。 主な著書に『勇者たちの中学受験』、『子育ての「選択」大全』、『不登校でも学べる』、『ルポ名門校―「進学校」との違いは何か?』、『なぜ中学受験するのか?』など80冊以上。

1973年、東京都出身。教育ジャーナリスト。麻布中学・高校卒業。東京外国語大学英米語学科中退。上智大学英語学科卒業。97年、リクルート入社。雑誌編集に携わり2005年に独立後、教育をテーマにさまざまな取材・執筆を続けている。中高の教員免許、小学校での教員経験、心理カウンセラーとしての活動経験もある。 主な著書に『勇者たちの中学受験』、『子育ての「選択」大全』、『不登校でも学べる』、『ルポ名門校―「進学校」との違いは何か?』、『なぜ中学受験するのか?』など80冊以上。