
【中学受験】成績が伸びる家庭の共通点とは? 〔カリスマ家庭教師〕が明かす親の役割3ヵ条
【中受伴走】家庭教師・小堀正博先生に聞く、保護者との関係性と伸びる家庭の共通点 〈中編〉 (2/3) 1ページ目に戻る
2025.10.11
教育ジャーナリスト:佐野 倫子
オンライン授業の最大の魅力は「どこでも、いつでも!」

──小堀先生はオンラインという形で全国の生徒を受け持っていらっしゃいます。改めて、オンラインで学ぶメリットについて教えてください。
小堀正博先生(以下小堀先生):最大のメリットは「どこでも、いつでも」できることです。
集団塾だと特定の場所に行く必要がありますが、オンラインなら移動時間がゼロ。自宅でリラックスしながら受けられます。これはご家庭にとっても生徒にとっても大きい利点です。
ただし、低学年の子はオンラインで長時間座っているのが難しい場合もあります。その場合は、やはり対面のほうがおすすめです。
──先生はオンライン家庭教師のほかにも、オンラインで集団授業を開催していらっしゃいますよね。そこではイメージするオンライン授業と一線を画し、「インタラクティブ」を大切にされていると聞きました。
小堀先生:はい。私が一方的に延々と話しても、生徒はその場で出た問題は解決できませんから。
生徒が自由に質問や発言をできるように工夫しています。これはオンラインに限らず、対面の塾の授業も同じです。塾を選ぶ際には「発言しやすい」「質問しやすい」授業をするところを選ぶようにしてください。
保護者は何でも家庭教師に伝えて“最大の味方”に

──では、もし家庭教師に指導を依頼する場合、先生と家庭の関係性について気をつけるべきことはありますか?
小堀先生:心を開いて、ぜひ何でも先生に言ってください。私は年間で約45家庭、スポットでは20家庭以上を見ています。これまで家庭教師や塾講師時代として500人以上の生徒を見てきましたが、保護者の方と講師の信頼関係はとても大切です。
保護者の方が先生に対して不信感を持っていると、それは子どもに必ず伝わります。逆に「この先生になら任せられる」と思えたら、子どもものびのびと安心して学ぶことができるでしょう。
また、保護者の方が積極的に情報や状況、困っていることを伝えれば、その分家庭教師も課題をピンポイントで解決できます。最大の味方と心得て、どんどん心を開いて相談してみましょう。