
成績急降下…元「中学受験伴走ママ」たちが明かす家庭学習と伴走のコツ
【中学受験SAPIXママ対談】漫画家・りえ太郎×教育ジャーナリスト・佐野倫子 ~前編~ (3/4) 1ページ目に戻る
2026.10.08
教育ジャーナリスト:佐野 倫子
算数の成績急降下…5年生後半の壁を乗り越える方法
──お二人とも、お子さんの成績が大きく下がった時期はありましたか?
りえ太郎さん:うちは5年生の後半から下がりましたね。この時期の算数は、「比と割合」が難しくなるとは聞いていたけれど、算数が得意だったので「まあ、大丈夫でしょう」と思っていたんです。悪い点を取っても、「今回は、たまたまかな」って。
ところが、その次もなんだか振るわない。「あれ?」と思っているうちに、クラスが次第にα(アルファクラス。SAPIXの上位クラスのこと)から遠のいていきました……。
佐野さん:わかります! 成績が下がってきても、現実を受け入れられないんですよね。「今回は体調が悪かったかな?」とか、希望を抱いて見ないふりをしていたこともありました(笑)。
りえ太郎さん:そんな希望もむなしく、下がっていきましたね……。「あれ?」と思った最初は「今回だけだよね」と思っていたのに、ずっと点数が取れないと「何かが違うぞ?」と。勉強していない様子はないから、余計に困惑しました。
佐野さん:SAPIX6年生の夏期講習では、毎日小テストの点数でクラスが変動する校舎がいくつかあります。我が家はこの校舎で、クラスがどんどん変動していきましたね……。
本人も気にしているから、こちらも頭ごなしに怒るような気にはなりません。「どうしてどうして」と、じわーっと変な汗が出てきて。
りえ太郎さん:同じ汗、かいていました(笑)。じわーっとね、模試の結果を見るとね。
佐野さん:そう! ちなみに長男は受験後に「5年生の後半に、中だるみしていたツケがきた。とりあえずエネルギー切れだった」と言っていました。
私も焦っていたから子どもの疲れが見えにくくなっていたんです。「もう少しやれば戻るはず」と、子どもの勉強量を増やす前に、本人の様子も見る必要があったなと思います。
──今振り返って、家庭学習の反省点はありますか。
りえ太郎さん:算数の成績が一時落ちてしまったのは、解説動画に頼りすぎてしまったことが原因のひとつだと思います。
これはSAPIXのテキストごとの解説動画を別塾が販売していたものなのですが、塾からもらう解答の説明だけではわからない問題は、パッと見られる動画がありがたくて。でもそれを観て終わるのではなく、さらに自力で解き直したりする必要があったと思います。
とにかくわからない問題をそのままにはできないから、課金はする一方で。必要だと思うと、すべての金銭感覚も麻痺してしまっていましたね(笑)。「この講座の問題の解説もあるし、ぜーんぶパックで買うね!」、ポチッとか。
佐野さん:我が家も模試の解説動画サービスを買った記憶があります!(笑) それを観る時間さえ無くなって続きませんでしたね。
りえ太郎さんと同じで、動画に限らず、解説を聞いて理解したら、自分の手でもう一度解いてみることが大事だと今は痛感しています。































