I see.じゃ会話終了!? 本当に使える英語の相槌【学校でも塾でも習わない ワザあり英語】

「英語でなんて言うの?」 知ってて差がつく“通訳者ママ”の「最新」英語表現 【連載】第12回

通訳者・翻訳家:神本 亜紀

たとえば 
I see

I know など

あいづちは、相手の話を理解したことや同意を示す表現。〈I see.〉は「なるほど」や「そうなんだ」、〈I know.〉は「わかります」を意味します。

これらの言葉はネイティブも使いますが、それだけでは会話が終わってしまったり、何度も使うと素っ気なさが出る可能性もあります。

もっと会話が続き、コミュニケーションを楽しめる表現を覚えておくといいでしょう。

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〈That's interesting!(それは興味深いね!)〉、〈Wow, that's amazing!(わあ、すごいね!)〉も相手との会話を盛り上げる言葉ですが、〈Tell me more!(もっと教えて!)〉と話を聞きたい気持ちを伝えるのも、会話が広がるひと言です。

会話の状況に応じて使ってみてください。

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ネイティブは使い分けている!?  〈Understand.〉と〈Understood.〉の差とは?

〈Understand.〉と〈Understood.〉は、どちらも「わかった」ことを意味するあいづちの言葉です。

ビジネスの場でも使われ、使うタイミングに変わりはないため日本人には同じ意味の言葉に思えますが、ネイティブは2つの言葉を微妙に使い分けています。

〈Understand.〉と〈Understood.〉の違い

〈Understand.〉→〈I understand.〉の省略。主語(I=私)が話の内容を理解していることを示します。

〈Understood.〉→〈It is understood.〉の省略で、過去形ではなく受動態です。話の内容(It=それ)が理解されていることを示します。

つまり、〈Understand.〉は「私はわかってます」という話し手自身の理解であり、直接的で主観的な表現なのでフランクな言葉。

一方、〈Understood.〉は「それは理解されています」という客観的で控えめな表現になるので、「了解しました」や「承知しました」に通じる丁寧な言葉になります。

どんな言葉が使われているかで相手との関係性がわかったり、表現できたりするので、似たような言葉でも違いを知っておくといいでしょう。

かつては“英語音痴”……第2子出産後の30歳から英語を学び直し、今は通訳者・翻訳家として活躍する神本亜紀(かんもと あき)さんの「英語勉強法」を解説した記事は⬇︎下のバナーからどうぞ!

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かんもと あき

神本 亜紀

通訳者・翻訳家

大学で心理学を専攻しカウンセラーを志すも、学生時代に夫と出会い、卒業後に結婚・出産。英語は大嫌いだったものの、子育て中に出会った英語教育に熱心なママ友や、勤め先からの勧め、我が子の英語教育を前にして親もある程度の英語力がないとダメだと自覚したことで、2人目の子どもを出産後、30歳から英語を真剣に学び直しし始める。 現在は社内通翻訳として勤務するかたわら、フリーランス通訳として各種国際イベントなどで活躍。英検1級までは約5年、TOEIC990点(満点)は約13年かけて到達。英語はいまでも毎日、アップデート中。 ・note(ブログ) https://note.com/englishpuppy/

大学で心理学を専攻しカウンセラーを志すも、学生時代に夫と出会い、卒業後に結婚・出産。英語は大嫌いだったものの、子育て中に出会った英語教育に熱心なママ友や、勤め先からの勧め、我が子の英語教育を前にして親もある程度の英語力がないとダメだと自覚したことで、2人目の子どもを出産後、30歳から英語を真剣に学び直しし始める。 現在は社内通翻訳として勤務するかたわら、フリーランス通訳として各種国際イベントなどで活躍。英検1級までは約5年、TOEIC990点(満点)は約13年かけて到達。英語はいまでも毎日、アップデート中。 ・note(ブログ) https://note.com/englishpuppy/