2021.04.08

早口言葉いえるかな? 『はやくちことばえほん ももも すももも』読み聞かせのコツ

「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」隊長がお教えします

読み手 ━━おはなし隊隊長 清時緑

※この記事は、講談社絵本通信に掲載の記事を再構成したものです。
 

キャラバンカーに本をたくさん積んで、全国47都道府県におはなしを届ける「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」。
幼稚園や保育所、小学校や図書館、書店など様々な訪問先で、おはなし会を重ねてきたおはなし隊の隊長さんが、子どもたちに人気の絵本の読み聞かせのコツをお教えします!

キュートな「すももちゃん」が、いろいろな早口言葉を紹介してくれます。さぁ、みんなでチャレンジしてみよう!

『はやくちことばえほん ももも すももも』
作:新井洋行 講談社

まずは定番の「なまむぎ なまごめ なまたまご」。
ひとつずつ絵を指さしながら、読み手が少し早めに「なまむぎ なまごめ なまたまご」と言って、お手本をみせてあげましょう。どのくらいのスピードで言えばいいのかを子どもたちが理解してくれます。

なまむぎ なまごめ なまたまご 
『はやくちことばえほん ももも すももも』より

次のページも同様に、「ゆでむぎ ゆでごめ ゆでたまご」と、ひとつずつ絵を指差し、「みんなで言って見よう」と声をかけると、一生懸命チャレンジしてくれます。「言いにくくて難しいのによくできたね。すごい!」とほめてあげましょう。

だんだん要領がわかってくると、子どもたちは、次々とチャレンジしてくれます。

「となりの きゃくは よく かきくう きゃくだ」
これも定番なので、子どもたちはとても上手に言えます。さるとかにの絵を見たとたん、「あ~っ、さるかにがっせんだ~!」と気がつく子どももいます。

さるとかにで早口言葉
『はやくちことばえほん ももも すももも』より

でも、「ぼうずが びょうぶに~」、「たけやぶに たけ~」は、初めて聞くことばだったり難しかったりするので、無理して言わせずとも、読み手だけが読んで、リズムを楽しんでもらえるといいと思います。

そして、子どもたちにも親しみのある「パジャマシリーズ」、「マグカップシリーズ」が続きます。ここでも絵をひとつずつ指差しながら読んでいきましょう。終盤、とても盛り上がってきます。

子どもに身近なパジャマで早口言葉
『はやくちことばえほん ももも すももも』より

最後は、「ももも すももも ももの うち、すももも ももも もものうち やったね!」で、決まり!!

小さな子どもたちも大人も、ついチャレンジしたくなる早口言葉。うまく言えても言えなくても大丈夫! とても盛り上がる絵本です。ぜひ皆さんでチャレンジしてみてくださいね!

●今回読んだ本

『はやくちことばえほん ももも すももも』
作:新井洋行 講談社

●プラス1冊

「ちゅうちゅうたこかいな」の数え歌にのって壺の中から現れたのは、たこ。たこが歌うたびにさまざまな「な」のつくものが壺から出てきます!

『ちゅうちゅうたこかいな』
作:新井洋行 講談社

「全国訪問おはなし隊」ってなあに?

たくさんの絵本を積んだ2台のキャラバンカーで各都道府県を巡回し、幼稚園、保育所、小学校や図書館、書店などを訪問している、「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」。1999年7月に、講談社90周年記念事業として、スタートしました。
2007年には第55回菊池寛賞、2018年には、メセナ大賞にも選ばれました。
スタートして以来、通算2万2000回以上の訪問、190万人を超える参加者のみなさん、ありがとうございます。次はあなたの町でお会いできるかもしれませんね!