今回紹介するのは、おばあさん三姉妹のお話「バナナンばあば」と、子どもの好きな車がみつかる絵本「のりたいな」です。
しあわせな呼び名
さて、わたしは初孫のぱっぱちゃんが誕生するまで断固として、『ばあば』という呼び名を拒絶していました。『ば』っていう音が強く感じてイヤだったのです。『ばあば』には、その『ば』が2つも入っているじゃありませんか。「ようこさんとお呼び!」と、言いましたが家族には即却下。
「じゃあ、おばあちゃんがいい」。これも却下。娘たちが、夫とわたしの母を『おばあちゃん』と呼んでいたので、紛らわしいという理由です。「ばあばって、かわいいよ」と家族みんなに言われ、今日にいたっています。
でもね、孫がわたしの顔を見て、あの声で、「ばあば」って言われれば、そりゃもう、「はーい?」と、頭の先から出るような声で返事しちゃうのであります。呼び名なんてなーんだっていいんだもん。しあわせなばあば。だんだん『ば』が好きになってきたこのごろです。
房でつながった三姉妹「バナナンばあば」
赤いメガネのバナばあ。青いメガネのナナばあ。緑のメガネのナンばあ。房でつながっているこの三姉妹は、いつも一緒。ときどきケンカもしちゃいます。ある日とうとう、房から離れて三人はバラバラに。それぞれ行きたいところに出かけていって……。ちゃんと仲直りできるかな?
ばあばが大好きなお孫ちゃんとぜひ読んで、笑ってほしいお話絵本です。小さなストーリーが楽しめるようになったら読んでみて。わたしもまごまごと読む日が楽しみです!
子どもの好みが見つかる「のりたいな」
この絵本がぴっぴくん(3歳)も、ぷっぷくん(1歳4ヵ月)も今大好き。我が家にやってきては、「読んで」って持ってくる。それぞれに好みがあって、今は、ぴっぴくんはキャリアカーに。ぷっぷくんは宅配車に乗りたいらしく、じーっとその場面を見ています。乗りたい車は変わっていくのかも。それもまた、楽しみ!
↓↓次のエピソードはこちら
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
こが ようこ
作家。絵本コーディネーター。30年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『ぺこぺこ ペコリン』(絵・くさかみなこ/講談社)、『どーこかな?』『なんのおと?』(瑞雲舎)、『いやいやいちご』(絵・たかおゆうこ/教育画書)、『おなかのなかのあかちゃんへ』(絵・くのまり/岩崎書店)、「語りかけ絵本」シリーズ(大日本図書)、「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズ(絵・降矢なな/童心社)などがある。げんきで「こころを育てる絵本1・2の3」を連載。
作家。絵本コーディネーター。30年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『ぺこぺこ ペコリン』(絵・くさかみなこ/講談社)、『どーこかな?』『なんのおと?』(瑞雲舎)、『いやいやいちご』(絵・たかおゆうこ/教育画書)、『おなかのなかのあかちゃんへ』(絵・くのまり/岩崎書店)、「語りかけ絵本」シリーズ(大日本図書)、「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズ(絵・降矢なな/童心社)などがある。げんきで「こころを育てる絵本1・2の3」を連載。