ねこがたくさん登場する絵本! 『ねこです。』読み聞かせのコツ

「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」隊長がお教えします

本とあそぼう 全国訪問おはなし隊

読み手 ーーおはなし隊隊長 窪田泰子
※この記事は、講談社絵本通信に掲載の記事を再構成したものです。
 
キャラバンカーに本をたくさん積んで、全国47都道府県におはなしを届ける「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」。
幼稚園や保育所、小学校や図書館、書店など様々な訪問先で、おはなし会を重ねてきたおはなし隊の隊長さんが、子どもに人気の絵本の読み聞かせのコツをお教えします!
表紙とタイトルだけで、なんだかみんな笑っちゃう。シンプルで迫力満点の猫たちに小さな子どもも大人もみんな笑顔になっちゃいますよ。
すっと絵本の表紙を見せていても良いですし、「みんながよく知ってる動物が出てきますよ。」といっても良いでしょう。
「にゃあ にゃあ」なんていうと、子どもは「ねこ~!」「ねこ好き~」など楽しみにしてくれます。そこで、絵本をすっと出し「ねこです。」とタイトルを読むと、表紙から迫力満点の猫の絵に、みんな、「あはは!」
『ねこです。』
作:北村裕花 講談社
表紙の「ねこです。」
そして、見返し、そしてまた「ねこです。」
始まりもまた……
「ねこです。」
またまた。
「ねこです。」
迫力満点の猫と繰り返される、「ねこです。」に、みんな大笑い。「ねこです。」の言葉を強調しつつ、少し間をおいて見せてあげてくださいね。

「ねこですか?」
画面いっぱいのブサ可愛の何かが!? また違う笑いがおきますね。子どもは口々に「違う~!」とか、「猫~!」とか言ってくれます。
迫力満点のねこ『ねこです。』より
ちょっと間をおいてあげましょう。
そして、「ねこです。」
モップかな? おもちかな? けいとだまかな? 一つずつちょっと指さしてみせてあげましょう。どれもこれもねこですね。

それだけでも、子どもはとても楽しい。みんな猫! って思っているので、問いかけるたびに、「ねこー!」と大盛り上がり。
おはぎ? おまんじゅう? つちのこ? 『ねこです。』より
知らぬふりで進めていくと……。”だいたい、”「ねこです。」猫でないものに気づき、大笑いですね。
だいたいねこ『ねこです。』より
そして、とんだり、のびたり、一息ついたり。ひとつずつがとても楽しい。絵がわかれているところはそっと指さしてあげると、わかりやすいですね。

そしてクライマックス!
たくさん、たくさんの猫たちに、「わあ!」と大盛り上がり。子どもは1匹ずついろいろ見ようとします。ゆっくり絵を見せてあげてくださいね。どの猫も個性的で可愛いですよ。

最後は……!?

だいたいです。気づいてないかなと思ったときには、そっと猫じゃない子を指さしてあげてください。
中開きも裏表紙もしっかりと見せてあげましょう。最後までどのページも笑い声の絶えない楽しい本です。言葉がシンプルな分、間を大事にしつつリズム良く読んでいくととっても楽しいですね。

小さな子どもも大人も、猫好きな方も、いえ、猫好きでなくても、きっと盛り上がる楽しい絵本。是非、読んでみてください。

●今回読んだ本

『ねこです。』
作:北村裕花 講談社

●プラス1冊

ぞうさんのお鼻から、りんごがすべって、コロコロコロリンコ。りんごは、きりんさんやかばさん、いろいろな動物の背中を通って!?

『りんごが コロコロ コロリンコ』
作:三浦太郎 講談社

本とあそぼう 全国訪問おはなし隊

たくさんの絵本を積んだ2台のキャラバンカーで各都道府県を巡回し、幼稚園、保育所、小学校や図書館、書店などを訪問している、「本とあそぼう...