脱ランドセル派が狙う「新リュック型」 “軽い、丈夫、安い”の最新技術
最旬!ラン活2023〜#4 脱ランドセル派のリュック型通学鞄編〜
2021.07.02
子どもができたからといって、いきなり子どものことがわかったり、あやすのがうまくなったりするわけではありません。目の前の子どもと、どうやって遊んであげたらいいのか、なにに興味があるのか、さっぱりわからない、という人も多いのでは?
そこで、たくさんの子どもたちに絵本の読み聞かせをしてきた<全国訪問おはなし隊>の佐々木貴美子隊長から、子育てに苦手意識のあるあなたに、強力かつ、やさしい助っ人「絵本」をご紹介します。
こんにちは。「全国訪問おはなし隊」の隊長、佐々木貴美子です。
子どもたちに絵本や物語のおもしろさを知ってほしいと、それぞれに550冊以上の絵本をのせたキャラバンカー2台で、全国の幼稚園や小学校、図書館などを訪問し、読み聞かせや紙芝居をおこなう活動をしています。
1999年にスタートしたこの講談社の事業は、今までにおよそ2万3000ヵ所の会場を訪れ、196万人を超える人たちと出会うことができました。
おはなし隊では、「隊長」と呼ばれる16人の読み聞かせのプロたちが読み聞かせをおこなっています。みんな子どもが大好きで、絵本についての研修をつんだプロ集団です。大勢の子どもたちに読み聞かせをするには、ちょっぴり専門的な知識や経験が必要だからです。
この記事は、そんな私たちの専門的な知識や経験を伝授する……ものではありません。
お家の方が、自分のお子さんに読み聞かせをするときには、専門的な知識や経験は必要ないからです。
なぜなら、
子どもは、”大好きな人が自分のために絵本を読んでくれている”、それだけでうれしいものだからなんです。
絵本の力のことを考えるとき、おはなし隊の例年4月の保育園ご訪問が思い出されます。
この頃は、新入園児さんの泣き声大合唱が、おはなし会スタート時のBGMなのです。
先生は、背中に一人をおんぶされ、さらに胸元に二人を抱っこして、あやしながらご参加くださることもしばしばです。
ですが、『もぐもぐもぐ』で動物たちといっしょに食べるまねをしたり、みんなで『パンダ なりきりたいそう』をしていると、泣くことを忘れて静かになり、最後の紙芝居『ショコラちゃんのおでかけドライブ』の頃には、じーっと集中しておはなしを聞いてくれていました。
こんな風にわたしたち「おはなし隊」も絵本の力に助けられながら、活動を続けています。
おうちでも、『くだもの ぱくっ』のような絵本をいっしょに楽しんでみるのはどうでしょう。
食べ物は子どもにとって、とても身近なもの。絵本をはさんで、いっしょに食べるまねをしたりしたら、楽しい時間がすごせそうですね。
『パックン バーガーくん』は、本の開き方が工夫されていて、本を開け閉めすると、バーガーくんがパックンとしているように見えます。「パックン」と言いながら閉じたりすると楽しいですね。
また、読み進めると次々に意外なものが登場するので、続きが気になって、子どもたちがページをめくりたくなる本ですね。
チョコレートやうめぼしなど、知らないものが出てくるかもしれませんが、おうちで読むなら、その子にあわせて教えてあげることができます。
また、そのときはわからなくても、実生活で出会ったときに、「絵本でみた!」という気持ちになれるのもいいものです。
手遊びが苦手、という方でしたら、『きょうりゅう あっちむいて ホイ!』のような絵本の力を借りるのもいいでしょう。
ページを開いて、読むだけで、楽しく「あっちむいてホイ!」ができるので、人気の1冊です。
「トリケラトプス」など、恐竜好きではないお子さんには知らない名前が出てくるかもしれませんが、じゅうぶん楽しめると思います。
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