2021.04.06

えがしらみちこ 「はじめました えほんやさん」第14回

※この記事は、講談社絵本通信(2019年9月)掲載の企画を再構成したものです。
 

こんにちは。絵本作家のえがしらみちこです。

夏休みが終わり、あっという間にもうすぐ10月。暑くなったり肌寒くなったりでリズムが崩れがちな季節です。
これからハロウィンやクリスマスとイベントが続き、せわしないままお正月……と考えると胸がドキドキ呼吸が浅くなりそうです。ちょっと意識してゆったり過ごしたいなと思っています。

意識してゆっくり……

えほんやさん会議

先日、仲の良い独立系書店の経営陣で集まって話す機会がありました。
「えほんやさん会議」というとなんだか硬いけど、内容は懇親会です。集まったお店は4店舗。
それぞれの運営方法や悩んでいること、お金のことなどを、食事しながらアットホームに語り合いました。

えほんやさん会議、イメージ

持ち味が異なったお店同士で会話していると、自然と「●●さんの良さはこういうところ、ウチの良さは……」と考えるきっかけになったり、「他のお店からみて、ウチはこういう風に見えているのか!」と教えてもらっている感じがして新鮮でした。

具体的にどうやったら上手くいくかという解決策は発見できなかったけど、不思議と元気になって気持ちが引き締まったので、とっても良い機会だったなぁと思います。


今回の会議を通して、もっと「えほんやさん」のコンセプトを意識し、発信していきたいなと感じました。
というのは、懇親会中に「「えほんやさん」を作った理由って何ですか?」ってよく聞かれたからです。

クラウドファンディングで宣言して、そこに理由を書いているのに「他に本当の理由があるのかも」と
思わせているのかもしれない、イベントやSNSなどでの発信がコンセプトに伴っていないように感じられているのかな……と思いました。

確かに、オープンしてからを振り返ってみると、目先のタスクをこなすことでいっぱいいっぱいで、意識して意味づけをやってなかったかも、と反省。

オープンしてあとちょっとで1年になります。緊張感をもって2年目に取り掛かりたいです。

そういえば、どこにも宣言してませんでした(笑)

「えほんやさん」のお買い物袋

「えほんやさん」では、いらなくなったショッピングバッグを回収し、上からラベルを貼ってリユース(再利用)しています。

「えほんやさん」のリユース紙袋

本屋さんで本をいれてくれる、持ち手が楕円型に抜かれたビニール袋って、自宅でも活用しにくくて捨てるだけのことが多く「もったいないなぁ」と感じていました。なので、D&DEPARTMENTの取り組みを見て「これだ!」と思い、「えほんやさん」でもご家庭にある不要な紙袋を回収して使わせていただいています。

※「D&DEPARTMENT」とは、2000年にデザイナーのナガオカケンメイさんによって創設された、「ロングライフデザイン」をテーマとするストアスタイルの活動体です。地域で発掘された商品を、全国に広がるネットワークを使って発信し新たな交流や活動を生み出しています。

でも、1ヶ月に使用する袋の数は約120枚。なかなかリユースの紙袋では追いつかないので、市販のポリ袋を足しているのが現状です。
エコバックを持ってきてもらったらポイントをつけようか、だんだんビニール無しに移行していこうか……。色々検討している最中です。
 
 

えがしらみちこの絵本

お気に入りのワンピースきて、あたらしいおくつをはいて、じゅんびできたよ、いってきまーす。

『はるかぜさんぽ』
作:江頭路子 講談社

お気に入りのかさもって、ながぐつはいて、カッパ着て、じゅんびできたよ、いってきまーす。

『あめふりさんぽ』
作:江頭路子 講談社

おひさまがさんさんと照る、夏のいちにち。あーちゃんがおさんぽで出会ったのは?

『さんさんさんぽ』
作:江頭路子 講談社

秋のつめたい風のなか、おさんぽで出会ったのは、どんぐり、みのむし、まっかなおちば……。『はるかぜさんぽ』につづく、人気シリーズ。

『あきぞらさんぽ』
作:江頭路子 講談社

お気に入りのマフラー巻いて、帽子にてぶくろ、ブーツをはいて、じゅんびできたよ、いってきまーす。

『ゆきみちさんぽ』
作:江頭路子 講談社

「ねえママ、おばけの音が、きこえるの」夜、こうちゃんは、おばけがこわくてねむれません。チクタク、チクタクの音は、なんのおばけ? カタカタ、カタカタの音は、なんのおばけ? 

『ねんねのうた』
作:江頭路子 講談社

えがしら みちこ

えがしら みちこ

1978年、福岡県生まれ。熊本大学教育学部卒業。水彩を使用した透明感のある画風が特徴。絵本に『あめふりさんぽ』『さんさんさんぽ』『ゆき...