2022.01.10

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8割のママが「悩んだ」仕事復帰 ためらう理由・諦める瞬間とは?

約半数が「妊娠・出産を機に退職した」と回答 産後のキャリアに悩むママたち

女性がより働きやすい社会をつくる、という流れは進んでいるものの、働くママへの理解はまだまだ足りません。

これから子どもを持とうと考えている働く女性は、さまざまな不安を感じているのではないでしょうか。では、実際に現在進行形で子育てをしているママたちは、妊娠・出産をどう乗り越えてきたのでしょうか?

今回のコクリコラボは、「妊娠・出産×働く」をテーマにアンケートを実施。ママたちのリアルな意見を聞くことができました。

「小学生に聞いてみた!おうちの人の働いている姿ってどう思う?」アンケート
「ママが仕事をすることに関する」アンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2021年10月29日〜11月4日
インターネット上で実施。有効回答数は83件、小学生対象の回答は有効回答数は43件
※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

約半数が妊娠・出産を機に退職 女性の仕事に与える影響とは?

「出産前後の就業状況は?」というアンケートに対して、「妊娠/出産を機に退職/退職後、再就職」と回答したのが45.2%。半数近いママが、出産を機に退職したことがあるという事実が判明しました。母数から「就業経験なし」を除くと、63.7%とさらに高いパーセンテージに。育休を利用して就業を継続したママの数を大きく上回る結果となっています。

妊娠・出産を機に退職したママから挙がった理由は、人それぞれ。

・一日中外回りをする営業職だったので、妊娠しながら続けられないと思いました。
・元々の仕事が残業が多く、責任のある仕事だったので、出産後は続けるのが難しいと判断しました。


こちらは、「従来通りの働き方ができなくなった」という理由で退職したママからのコメントです。妊娠・出産は女性のライフスタイルだけでなく、体調などにも影響を及ぼすもの。これまで通りは難しい……と、就業継続を断念せざるを得ないこともあるようです。

・結婚を機に就業形態を派遣に変えており、出産となると退職するのが暗黙の了解の様な所があるため、退職以外の選択肢がありませんでした。

こちらのママは、「出産=退職」という暗黙のルールのようなものが職場にあったと回答してくれました。価値観が変わってきているとはいえ、まだまだ古い考え方が残っていて、その影響を受けているママが存在しているのですね。

このように、昨今においても、妊娠・出産は女性の仕事に大きく影響していることがはっきりとわかる結果となりました。

約8割のママが「出産後、復帰するか悩んだ」と回答

「ママが仕事をすることに関するアンケート」より

「出産後、働き続けることや働き始めることについて悩んだことはある?」という質問に対しては、「とても悩んでいる/悩んだことがある」「やや悩んでいる/やや悩んだことがある」と回答したママが84.3%と圧倒的多数に。
出産を終えたママたちは、仕事についてどんな悩みを抱え、どんな決断を下してきたのでしょうか?

職場復帰して働き続けたママの理由

出産後に職場に復帰したママたちの理由は、大きく「収入」「社会的なつながり」「キャリアの継続」の3つに分かれました。

・専業主婦は辛かった……自分の自由なお金が欲しかった。
・子供3人育てなければならないという将来の家計的不安。


収入や経済的な理由を挙げてくれたママからの回答は、「家計の不安」と「自分が自由に使えるお金が欲しい」というものが中心。

・好きな職場・仲間の元にまた戻りたいとも思った為。
・自分の時間がほしかった。世間との繋がりがほしかった。家族以外の大人と家の事以外の話がしたかった。


「社会的なつながり」を理由としたママからの回答は、家族以外に属せるコミュニティを持っておきたい……という内容が大半を占めていました。

・再就職のために、労働しない期間を短くしたかった。
・自分のキャリアが途切れてしまい、今後勤め口がなくなることに不安を覚えてから。


一度キャリアを手放してブランクを作ってしまうと、転職活動で苦労する……と考えるママは、「キャリアの継続」を理由として挙げてくれました。

出産後、復帰せず退職したママの理由

一方で、出産後に退職することを選択したママたちの理由は、「子育てに専念するため」「子育てと仕事の両立ができない」「仕事内容や職場の制度」のいずれかに当てはまるものが大半という結果に。

・子供との時間を増やしたかった為、退職の決断をしました。
・小さい頃は、保育園などへ預けたりせずに自分でみてあげたいと思ったので。


「子育てに専念」という理由で退職するママからの回答は、「子どもが小さいうちは一緒にいたい」という前向きなものばかりだったのが印象的でした。

・通勤に1.5時間かかるため、やめざるを得ないと思った。
・家事と育児と仕事の三つを両立させる自信がなかったため


両立の難しさを理由として挙げてくれたママたちからの回答は、「自信がない、辛い」という精神的なものと「時間に制約がある」という物理的なものに二分されています。

・派遣社員だったため、産休はとれなかった。
・非常勤職員で育休の制度に当てはまらなかったから
・元々の仕事が残業が多く、責任のある仕事だったので、出産後は続けるのが難しいと判断しました。


最後は、「仕事内容や制度が理由で退職した」ママたちからの回答。自分自身ではコントロールできない理由で退職せざるを得なかったのだとしたら、やっぱり残念なことですね。

産後の仕事について悩んだママが多数、退職したママも多い

今回の調査結果から、妊娠・出産を経験したママの大多数が、「働くこと」について悩んだことがある、ということがわかりました。また、妊娠・出産を機に退職したママが多数存在し、中には雇用形態や制度、仕事内容を理由とした退職を経験しているママがいる、という事実も判明しました。

「子育てを理由としたキャリアの中断・離脱=ネガティブ」とは、いちがいに言い切れないと思います。自分で「退職する」と決断したケースならば、ある程度の納得感も持てるでしょう。

ただ、本当は仕事を続けたかったのに、妊娠・出産のために働き続けることを諦めるざるを得なかったというママたちがいるのは現実です。1人でもそういうママが減るような社会をつくりあげていきたいですね。

こくりこらぼ

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コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの...

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