子どもとお年玉 自由に使わせる? 使わせない? 「令和のお年玉事情」

パパ・ママの時代とは違う? 令和のお年玉事情。面白エピソードも。

コクリコラボ

早いもので2021年も残りわずか。肌寒くなってくると年末年始の予定を立て始めるご家庭も多いのではないでしょうか。
子どもにとって新年の楽しみに「お年玉」がありますが、子どもがもらったお年玉を自由に使わせるかどうかは、親としての悩みどころ。

今回のコクリコラボでは、「お金」をテーマにアンケート・座談会を実施。何歳から子どもに自由に使わせる? 親が管理し続ける? など、自由に使わせる派と使わせない派のそれぞれの意見、お年玉にまつわる実態を調査しました。

※「子どものお金・マネー教育に関するアンケート調査」
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2021年9月10日〜9月30日、インターネット上で実施。有効回答数は第1回107件、第2回42件

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

子どもがもらったお年玉を自由に使わせる?

コクリコラボで「子どもがもらったお年玉は自由に使わせるか」というアンケートをとったところ、「一部のみ自由に使わせる派」が最も多く4割強、「全額を自由に使わせる派」と「自由に使わせない派」が約2割ずつという結果でした。

「子どものお金・マネー教育に関するアンケート調査」より 
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使わせる派・使わせない派の言い分とは?

それでは、それぞれのママたちの言い分をアンケートや座談会の発言から見てみましょう。
※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)

◎一部のみ子どもに自由に使わせる派

・全額渡すのはリスクがあるから
・一部は貯金して将来的に渡そうと思っているから
・高額だから
もっとも多かった「一部のみ自由に使わせる派」の意見で目立ったのが「貯金」というキーワード。
特にお年玉が高額な場合は一部は親が貯金をしておき、一部は子どもに使うか貯金をするか考えさせる家庭が多いようです。

◎全額を自由に使わせる派

・子どもがもらったものだから
・もらう金額が少ないから
・毎月のおこづかいをあげていないから
・お金の使い方を学ぶ機会にしてほしいから

「全額自由に使わせる」と言っても、高額なお年玉をそのまま渡すという状況ではないことが分かりました。
ママが子どもの頃と違い、今は親戚が少なく、もらう金額自体が1万円以下という家庭も少なくないようです。

◎子どもに自由には使わせない派

・子ども名義の口座に貯金しているから
・ジュニアNISAに投資して、将来の学費や結婚資金として渡したいから
・まだお金の価値を理解していないから

「自由に使わせない派」と言ってもママが横取りするわけではもちろんありません!
将来的に渡すつもりで貯金したり、運用したりしており、来るべき時期に渡す計画を立てているのです。

パパ・ママ時代とは違う「令和のお年玉」の位置づけ

このアンケートで見えてきたのは、「お年玉」の位置づけがパパ・ママの子ども時代とは違うということ。

昔はお正月に親戚の家を回ってたくさんお年玉をもらったり、お年玉を持って駄菓子屋に行ったりしていましたが、今は少子高齢化もあり状況は様変わり。
そして実際に座談会で詳しく話を聞くと、家庭によって「お年玉」の位置づけに2通りあることが判明したのです。

「自由に使わせる派」は普段おこづかいをあげていなかったり、もらう額がそれほど多くない傾向にあり「お年玉=おこづかい」という位置づけ。

「一部使わせる派」「使わせない派」は自由に使えるおこづかいを既にもらっていたり、まだ年齢が低く、さらにもらう額も比較的高額で、「お年玉=将来的な貯金」という位置づけ。
ここに「お年玉を自由に使わせるかどうか」の違いがあるようです。

また座談会では、
・子どもの意志を尊重したいが、ゲームの課金に使われそうで渡せない。物より課金したがるので、お金のことをよく分かっていなさそう。
という悩みも。

ママの子ども時代にはなかった「課金」という概念とどう付き合っていくのかは、現代のマネー教育のなかでも最重要課題かもしれません。

お年玉にまつわる面白エピソード!

ここでお年玉にまつわるママたちからの面白エピソードをご紹介します。
・同じ金融教育をしているのに貯める子ども、すぐ使う子ども、とタイプが違う
・長女はいくらお金が残るか考えて購入するが、次女は目先のキラキラにとらわれて消耗品ばかり購入する


これは座談会でも盛り上がった話題です。ほぼすべてのエピソードで、上の子が堅実タイプ、下の子が散財タイプとあるのは単なる偶然なのでしょうか。

・お肉をおごってくれた
・「お金がない」とパパが言うと「あるよ~」とあげている
・パパの好きなお菓子を買ってあげて、レジで支払うときがとても嬉しそう

人のために使うことが喜びというお子さんのエピソードも多く、心が温まりました。

・「小銭のつかみどり」というお年玉のあげ方をSNSで見た
・中身よりポチ袋で遊ぶのを楽しみにしている

お札よりも小銭の方が喜ぶという意見もちらほら。低学年まで限定の可愛さを見逃さないで!

お年玉の金額にもよる? 子どもと一緒に使い道を話し合ってみては

一口に「お年玉」と言ってもその位置づけはひとつではなく、金額やパパ・ママの価値観、さらには散財型や堅実型など子ども自身のキャラクターも踏まえて、渡し方を考える必要があることが分かりました。

マネー教育を始めたいけれど、とっかかりが分からないというご家庭は、年始めにお年玉の位置づけや使い道について家族で話し合うことからスタートするのもいい方法かもしれませんね。

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コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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