混乱その② 家族によって待機期間がバラバラ!
というのも、息子さんの陽性が判明してからすぐに自宅内隔離をおこなった人、おこなわなかった人、さらに息子さんから感染したか、しなかったか、によってもまた待機日数が変わってくるからです。
※現在は変わっていますので、ご注意ください。
<陽性者の療養期間>
症状を発症した日の翌日から10日間経過、かつ症状軽快後3日間経過していること。
無症状の場合はPCR検査を受けた翌日から10日間経過。
<濃厚接触者の待期期間>
陽性者と最後に接触した日の翌日から10日間。
※自治体によって違うこともありますので、必ず自分が居住する自治体のHPなどを確認してください。
幼児の世話をしている親は 自動的に待機期間が長くなる
しかもうちの場合、息子の発症日が、検査での陽性確定日ではなく最初の発熱日と認定されたため、夫や娘たちの濃厚接触者認定日とズレが生じました。最初の発熱時に検査を受けられて陽性と分かっていれば、夫も娘もこの日が最終接触日となるので、全員が同じ自宅待機期間になって分かりやすかったのですが……。でも実際はバラッバラ。誰がいつまで待機が必要なのか、もうワケが分からなくてそれがかなり大変でした。」
【3歳息子】
1月17日が発症日 →(隔離期間は翌日から10日間)→1月27日療養期間終了
【母・夫・娘】
(息子さんがPCR検査で陽性確定した)1月20日が濃厚接触者認定日 →(待機期間は翌日から10日間) →1月30日待機解除
【Aさん】
息子さんの療養期間が1月27日に終了 →(その翌日からさらに10日間の待機が必要)→2月6日待機解除
混乱その③ 陽性より陰性のほうが待機期間が長くなるという矛盾!
というのも、濃厚接触者は希望すればPCR検査を受けられるのですが、この検査で陽性が判明すれば、検査を受けた日の翌日から10日間の待機となります。Aさんたちが検査を受けたのは1月24日ですので、もしAさんたち自身が陽性だった場合は、待機期間は次のように変わってきます。
母・夫・娘・Aさん(全員無症状)
検査を受けた翌日の1月25日が起算日 →(10日間)→2月3日隔離解除
ここでもう、気づいた人も多いのではないかと思います。そう、Aさんの場合、陽性だったほうが陰性だった場合より隔離期間が短くなるのです!
実際、検査所はピンピンした濃厚接触者であふれ返っていて。しかも、その検査機関のホームページに『お越しの際は公共交通機関を利用しないでください』と書かれていたので、私はバカ正直に寒空の下、必死で自転車を漕いで行ったんです。コロナじゃなく、普通に風邪を引きそう! と思いましたね。
で、行ったら行ったで大混雑。一応パーテーションで仕切られてはいるけど、同じ部屋に50人ぐらいが待っていました。何の手違いか予約が取れていなかった年配の男性が、『今日受けられなかったら取引先の商談に出られなくなるんだよ!』と悲痛な叫びを上げていて。飛沫が飛んじゃうよ! とヒヤヒヤしましたね。そのぐらい、全てがてんやわんやという印象でした」