子どもといっしょに読みたい「雨の日が好きになる絵本８選」

「おじさんのかさ」「ピカゴロウ」「みずたまりちゃん」などおすすめの絵本８作品をピックアップ

2024.06.01

「ぽつんぽつん」「シトシト」「ザーザー」……雨の音が聞こえてくる季節は、絵本を読むのにぴったり！　いつもの景色が雨粒で表情が変わったり、雨上がりの外の世界が待ち遠しくなったり、いろいろな物語が生まれる時間でもあります。

そんな雨の日を親子で楽しめる絵本をピックアップしました。傘や長靴など、雨の日のアイテムがどんなふうに登場するかも注目です！

あめのひのえんそく

ラストのしかけに感動！

作者は「でんしゃでいこう　でんしゃでいこう」など乗り物しかけ絵本シリーズで人気の間瀬なおかたさん。せっかくの遠足の日に朝から雨。大きなバスに乗って、ぶどう畑を目指します。最後のページには、大人も感動する素敵なしかけが待っています。

「あめのひの　えんそく」（2003年４月）
作：間瀬なおかた／価格：1320円（税込み）／ひさかたチャイルド

おさんぽ　おさんぽ

雨上がりが待ち遠しくなる一冊

雨上がり。長靴をはいて外へ出かけると、カエル、カタツムリ、ぬれた草花……いろいろなものに出会います。水たまりに片足をバシャ。勢いづいたら両足でバシャバシャ。ついには長靴も脱ぎだしてバシャバシャバシャ。子どもは水たまりが大好きですね！

「おさんぽ　おさんぽ」（2008年６月20日）
作：ひろのたかこ／価格：990円（税込み）／福音館書店

おじさんのかさ

物を大切にすることを考えるきっかけにも

「100万回生きたねこ」の佐野洋子さんが手がけた、大切な傘を使いたがらないおじさんの物語。立派な傘がぬれるのがいやで、傘をさそうとしないおじさんは、ある雨の日、子どもたちの楽しそうな歌を耳にして、初めて傘を広げてみます。

「おじさんのかさ」（1992年５月）
作・絵：佐野洋子／価格：1540円（税込み）／講談社

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かさちゃんです。

カラフルな傘、全部で何色？

「くるりん。とん。ぱっ！」かさちゃんが雨の日に遊んでいます。すると、いろいろな色の傘が出てきます。ぜひ全部で何色あるか、お子さんと数えてみてください。作者は「ももんちゃん」シリーズのとよたかずひこさん。

「かさちゃんです。」（2017年４月20日）
作：絵：とよたかずひこ／価格：880円（税込み）／童心社

ぞうくんのあめふりさんぽ

表情豊かな動物たちに釘付け！

人気絵本「ぞうくんのさんぽ」の続編。雨の日、ぞうくんとかばくんがお池の中をさんぽすることに。わにくん、かめくんもやってきます。だんだんお池は深くなってきて、泳げないぞうくんはどうする？　動物たちのほのぼのストーリーに癒やされます。

「ぞうくんのあめふりさんぽ」（2006年５月）
作・絵：なかのひろたか／価格：1100円（税込み）／福音館書店

どしゃぶり

雨を思いっきり遊ぶ

暑い夏の午後。青空に突然現れる真っ黒な雲。すると、「ぽつっ！」とアスファルトを濡らす雨粒。次第に雨は強くなっていきます。そんな雨の中、男の子は走り出します。はだしで水しぶきを飛ばし、思いっきり雨をあびます。実際子どもにこんなふうにされたら困りますが、どしゃぶりの雨と遊ぶ様子が親子で楽しめます。

「どしゃぶり」（2018年６月14日）
文：おーなり由子、絵：はたこうしろう／価格：1540円（税込み）／講談社

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ピカゴロウ

空から落ちてきたかわいいカミナリさま

ひなちゃんがお部屋で遊んでいると、空がまぶしく光り、「ゴロゴロゴロゴローッ！」突然大きな音を立て、小さなカミナリさま「ピカゴロウ」が落ちてきました。ピカゴロウが自分のおうちに帰るため、ひなちゃんとピカゴロウは協力して、雲を呼ぶ太鼓をたたき始めます。

「ピカゴロウ」（2016年６月９日）
作：ひろただいさく、ひろたみどり／価格：1430円（税込み）／講談社

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みずたまりちゃん

親子でワクワクする擬音語

大きな水たまりの「みずたまりちゃん」には、いろいろなお客さんがやってきて、「じゃっぽーん！」と次々に飛び込んでいきます。カエルやアヒル、黄色のレインコートと長靴をはいた女の子も。そこへクマさんがやってきて、「ごくごくごく」。飲み干されてみずたまりちゃんがいなくなっちゃった！　楽しい擬音語にあふれた赤ちゃん絵本です。

「みずたまりちゃん」（2014年５月29日）
作：新井洋行／価格：880円（税込み）／講談社

『みずたまりちゃん』（新井　洋行）｜講談社BOOK倶楽部

　『みずたまりちゃん』は新井洋行氏が得意とする低年齢向けの絵本です。保育園などのよみきかせでも好評な、『ツリーさん』『ハッピーハロウィン！』『ぽかぽか』に続く、季節感を感じられるキラキラカバー付きの赤ちゃん絵本です。　今回題材にしたテーマは、「みずたまり」。雨の絵本は何冊もありますが、「みずたまり」をキャラクター化した絵本はほとんどなく、とても珍しい作品です。　内容は、女の子や、蛙などの動物が、「いっちにの」「じゃっぼーん！」と、次々に「みずたまりちゃん」に飛び込んでいくという、シンプルな繰り返しでお話が進み、最後にはなんと・・・・・・！？　　かわいく、はっきりとシンプルに描かれた絵は、………

雨の日はお家で過ごす時間が多くなるかもしれません。お気に入りの絵本をみつけて、親子で雨の日を楽しみましょう☆

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ！」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。１・２・３歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載！ Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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