「いきもの超ワールド展 国立科学博物館×ダーウィンが来た!」体験レポート!見どころを昆虫大好き中学生研究員が解説

特別展「いきもの超ワールド展 国立科学博物館×ダーウィンが来た!」(国立科学博物館)開催中! (2/2) 1ページ目に戻る

唯一の生体展示「カニムシ」に感激!

カニムシの展示も面白かったです。オオヤドリカニムシというカニムシが展示されていたのですが、なんとこのカニムシ、この展示唯一の生体展示(生きている状態で展示すること)なのです。オオヤドリカニムシはネズミにくっついて移動することが知られているのですが、ネズミの巣のなかでノミやダニ、ムカデを食べています。フィールドワークをしている際にカニムシのなかまはよく見るのですが、オオヤドリカニムシは僕が普段見ているカニムシよりもはるかに大きく、感動しました! いつか見てみたい憧れの動物だったので、こんな形で見ることができて嬉しいです。

「繁殖」のエリアで注目してほしいのは……

最後のエリアは生物の繁殖方法についての展示でした。生物は次世代に命をつなぐためにさまざまな方法で繁殖します。哺乳類や鳥類以外の多くの生物は親が子どもを育てることはあまりないですが、次世代に命をつなぐために親が子育てをすることがあります。
科学ジャーナリスト・柴田佳秀先生と!
この展示で僕が面白いなと思ったのはアカギカメムシです。アカギカメムシのメスは卵が孵化し、最初に脱皮するまで体全体で覆いかぶさって守るのですが、このときに近づいてくる捕食者に対して体を傾けて守ろうとします。アカギカメムシはとても美しく、見かけたら採集してしまいますが卵を守っている個体は採集できませんね……。

アカギカメムシは南西諸島を中心に分布する昆虫なので本州では珍しいですが、たまに見つかることがあります。僕も三重県で採集したことがありますが、実際に卵を守っているところは見たことがありません。いつか卵を守っている個体も見てみたいです。
▼各所で話題! 最強コラボ図鑑の内容をチェック!

地球のいきものの多様性を実感できる!

僕はこれまでに国立科学博物館で開催された特別展には何度も行っていますが、今回はいつもの特別展とは違うテイストの展示がとても新鮮でした! 地球にはたくさんの生物が生きていて、さまざまな環境に適応し、さまざまな生態があるということを身に染みて感じることができる特別展だと思います。

僕は昆虫以外のいきものにはあまり詳しくないですが、昆虫以外のいきものの多様さ、面白さも知れて、なおかつ昆虫の展示でも楽しめたのでとても良かったです!
ミナミゾウアザラシの剝製と! 大きさにびっくり!
取材・文/工藤真悟(MOVEラボ研究員)
撮影/日下部真紀、工藤真悟(一部)、柴田佳秀(一部)
特別展とあわせて楽しめる図鑑!

特別展とあわせて楽しめる図鑑!

講談社(編) 小宮輝之(監) 伊藤弥寿彦(監) 宮崎佑介(監) 對比地孝亘(監)

発売日:2026/07/01

価格:価格:本体3200円(税別)

昆虫についての知識を110問のクイズで学べる!

昆虫についての知識を110問のクイズで学べる!

講談社(編)

発売日:2024/03/18

価格:定価:本体1000円(税別)

前へ

2/2

次へ

34 件