〈墨を吐いてえものをねらう!?〉
イカの墨の使い方はほかにもあるようです。
ある研究では、ヒメイカという小型のイカが、狩りをするときたくみに墨を利用していたと報告されています。
あるヒメイカは自分とえものの間に墨を吐いて自分の姿をかくし、すばやく突進してえものをとらえていました。
また、はなれた場所でいくつか墨のかたまりを吐き、えものの注意をそらしてから攻撃するヒメイカもいたそうです。
ほかの種類のイカもこのような行動をとるのかなど、詳しいことはわかっていません。
しかしイカのなかまが知性をもっていることは確かなようです。