〈魚にくっついて生きる!?〉
メナガグソクムシは半寄生性の生きものです。
ダイオウグソクムシやオオグソクムシはおもに海底で動物の死がいを食べていますが、メナガグソクムシは魚の体表に取りついて寄生し、魚の体液を吸ってくらしています。
ずっと寄生しているわけではなく、満腹になったら魚からはなれて海底に落ち、消化を待つという変わった習性があります。
魚に取りつくときにはがれおちないよう、脚の力はかなり強く、すべり止めの爪もしっかりしています。メナガグソクムシの脚が網にくっついてなかなか取れなくなってしまうこともあるようです。