世界でいちばん大きなザリガニ『タスマニアオオザリガニ 』はくさ〜いものが大好物!?
2018.04.23
前編に引き続き、後編では『タスマニアオオザリガニ』の生態についてご紹介します。
今から60年ほど前は、タスマニアのあちこちに巨大なオオザリガニがゴロゴロいたという。あんなのがゴロゴロ!?なにそれドラ○エの世界?
しかし、それが今ではたった数本の川、しかもほんのかぎられた場所でしかその姿を見ることができなくなってしまった。タスマニアオオザリガニの身にいったい何がおこったのか…?
タスマニア島のお年よりに話をきくと「タスマニアオオザリガニは海のロブスターなんか目じゃないくらいおいしい!」となつかしそうに言う。そんなにおいしくて、そのうえ大きくて食べごたえもあって、そのうえかんたんに捕まえられるなんて…。なるほど、いなくなるまで捕りつくされるのもわかる気がするな。
そのおかげでタスマニアオオザリガニは人間に捕まることがなくなり、少しずつだけれどその数をふやしはじめているとウォルシュ博士はうれしそうに話してくれた。
…それが何十年後になるか、はたまた何百年後になるかはわからないけれど、またタスマニア島の人たちがこの「川のロブスター」を堂々と食べ、子どもたちが巨大ザリガニ釣りをして遊べる日が来るといいなあ。…でもそのときは、もう捕りつくしたりしないようほどほどにしてほしいね。