「アオミオカタニシ」は目玉がツノの根元に!? 貝がらにはフタまで!
2018.07.31
緑色のかわいすぎるカタツムリ 「アオミオカタニシ」。
「アオミオカタニシ」のチャームポイントは色だけじゃない。
顔までバツグンにかわいいのだ。いや、もちろんフツーのカタツムリの顔だってかわいいけど、「アオミオカタニシ」はちょっとちがうタイプのキュートさなんだよなぁ〜!だって見てよこのつぶらなひとみを!
そう!フツーのカタツムリはツノのさきっちょに目玉がついているけど、「アオミオカタニシ」の目はツノの根元にあるのだ!だからマンガの世界から飛び出してきたようなユニークな表情に見えるんだね。
これは「アオミオカタニシ」やオキナワヤマタニシなどのヤマタニシ科の貝、あるいは田んぼにいるタニシの仲間に見られる特徴なんだ。
【負けるな「アオミオカタニシ」!】
実を言うとこのかわいい「アオミオカタニシ」たちは、悲しいことに近ごろその数をへらしつつあり、絶滅が心配されはじめている。
そのいちばんの原因は彼らのくらす沖縄の森が開発によって失われつつあること。「アオミオカタニシ」は木がなくては生きていけない上に足が遅く、長い距離を移動することもできない。そのためすみかの森をうばわれるとあっという間にその土地から消えてしまうんだ。
しかも食べものをはじめ「アオミオカタニシ」の生態はくわしいことがあまりわかっておらず、長い間飼育すること、人工的に繁殖させることもむずかしい。
こんなにかわいらしい「アオミオカタニシ」だが、なかなかあやうい状況にあるのだ。このかわいい緑色のカタツムリをいつまでも観察できるよう、僕たちはがんばって沖縄の自然を守っていかなくていけないだろう。