しかもこのバッタ、色が派手なだけではなくサイズも大きい!体長はトノサマバッタほどだが、とてもボリュームのある体型でムキムキマッチョなプロレスラーのような迫力がある。そんなのが草むらや木の上、あるいは道路にワラワラといるのだから目立って目立ってしょうがない。悪い夢のような光景だ。
<跳ばないし飛ばない>
このバッタはアメリカでは『ラバーグラスホッパー』という名前で呼ばれている。そのまま日本語にすると『のろまバッタ』という意味になる。か、カッコ悪い……。
ひどい名前をつけられたもんだなぁと思うだろうが、その動きを見ればきっと納得するはず。こいつらホントにのろま!バッタなのに飛ばない!跳ばない!
というか、翅がないので飛べない。ジャンプするためのうしろ脚も短く、跳んでも距離が短い。
えっ…だいじょうぶ?と心配になってしまうくらいのどんくささ。