12月20日 ダイナVSマッドサイエンティストのクローン怪獣

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月20日(1997年)

テレビマガジン編集部

哺乳類で初めて、成体の体細胞から生まれたクローン羊のドリーの誕生が発表されたのは1997年。クローン技術は畜産や医療など、様々な分野に応用できる可能性がありますが、慎重な取り組みが求められる分野です。

ウルトラマンシリーズでもドリーが世界の注目を浴びた年の12月20日、クローンにまつわるエピソードが放送されています。今回取り上げるのは、ウルトラマンダイナの物語。
さまざまな怪獣の遺伝子を組み込まれたネオザルスと戦うウルトラマンダイナ ストロングタイプ  ©️円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第2作の『ウルトラマンダイナ』は、宇宙の「光」と出会ったアスカ・シンの物語。フラッシュタイプ、ミラクルタイプ、ストロングタイプの3形態を駆使して謎の宇宙球体スフィアの脅威から地球を守る。

メラニー遊星でアスカが出会ったハネジロー。敵怪獣モンスアーガーの弱点をアスカに教え、ダイナを勝利へ導いたハネジローは、アスカによって地球で暮らすことになった。争いを好まず、小学2年生程度の知能を持つハネジローであるが、その遺伝子を利用されることになってしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?
アスカ・シン(左)とハネジロー(右)。画像は第11話『幻の遊星』より  ©️円谷プロ

ハネジローが連れ去られた!

1997年12月20日は『ウルトラマンダイナ』第16話「激闘! 怪獣島」が放送された日。生物工学研究所で、久しぶりに再会したアスカとハネジロー。しかし、翌日、生物工学研究所のオオトモ博士とその助手がハネジローとともに失踪してしまった。

ハネジローたちの乗る専用機が消息を絶ったのは、磁場の影響で計器が使えないザリーナ地帯。スーパーGUTSがザリーナ地帯を調査すると、そこには地図にない島があった。アスカたちが島に上陸すると、以前ダイナが倒したはずのシルドロンと、ティガによって倒されたはずのシルバゴンが出現し戦いはじめた。

シルバゴンはシルドロンを倒すと、攻撃の矛先をアスカに向ける。森に逃げたアスカたちは、そこでオオトモ博士の助手を発見。逃げる助手を捕まえて問い詰めると、オオトモ博士からの通信が入り、島の研究施設まで連れてこられる。

そしてそこには、液体が満たされたカプセルに閉じ込められたハネジローがいた。
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