3月6日 ウルトラQ M1号により地底超特急いなづま号が暴走!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月6日(1966年)

テレビマガジン編集部

いなづま号が暴走!

いなづま号にはすぐに連絡が入り、M1号は車内に搭載された保管ロッカーで安全に管理されることになる。すると、別の会社の記者が写真を撮ろうとやってきた。刺激を与えないほうが良いと考えた由利子はフラッシュをたかないよう忠告するが、記者は由利子の言うことを聞かず、フラッシュをたいて写真撮影をしてしまう。

その後、イタチとヘチマは乗務員に見つかり、イタチは逃走。運転室に忍び込む。しかし、そこにいたのは謎の怪物だった。カメラのフラッシュによってM1号が細胞の状態から急成長してしまったのだ。さらに、いなづま号は自動操縦により運転されるが、M1号が運転室の機械をいじくりまわしたため、暴走をはじめてしまう。乗務員たちは運転を手動に切り替えようとするがうまくいかず、まずは人命を守るため客車と機関車を切り離す。しかしその後、イタチが機関車に取り残されていることが発覚した。

万城目と相川教授は車両基地を訪れ、なんとかイタチを救う方法を模索する。終点の北九州の駅には車止めの機械が準備され、80%の確率で無事に止めることができるらしい。そして、ついにいなづま号が北九州に到着。しかし、いなづま号は減速しきれず、車止めに衝突。周辺の建物も巻き込み、いなづま号は爆発炎上してしまう。すると、衝突の衝撃で何かが宇宙に飛んでいく。それは、耐熱・耐震に優れたいなづま号の保管ロッカーだった。保管ロッカーの中に隠れていたイタチは一命をとりとめるも、宇宙に放り出されてしまう。さらに、M1号も生身のまま吹き飛ばされてくる。イタチとM1号は、そのまま地球の衛星になったかのように宇宙を漂い続けたのだった。

人工生命 M1号

当初は言葉を話さなかったが、宇宙に放り出されると「私はカモメ」と言葉を繰り返すようになった  ©円谷プロ
【ウルトラ怪獣事典】
人工生命 M1号

全長/2メートル
体重/180キログラム

生物学者の相川教授が生み出した、人工生命体。細胞の状態で高圧ボンベに保管されていたが、カメラのフラッシュを浴びたことで急成長してしまう。知能指数は人間程度だが、3歳児並みの行動をとり、悪意はないが、いなづま号を暴走させてしまった。

登場エピソード:『ウルトラQ』第10話「地底超特急西へ」(1966年3月6日放送) 
脚本:山浦弘靖、千束北男/特技監督:的場 徹/監督:飯島敏宏

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3月6日はいなづま号が暴走した日

3月6日は、いなづま号の中にM1号が持ち込まれてしまったエピソードの日。宇宙に投げ出されてしまったイタチ少年でしたが、その後救出されたのかは不明。しかし、本エピソードは全体的に明るく、ドタバタ感が強調されたエピソードであまり悲壮感は感じられないラストでした。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2024』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。