あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月5日」(2005年)。
ネクサスとなってゴルゴレムを撃破した姫矢 准だったが、力尽きて倒れてしまう。しかし、そんな姫矢を地球解放機構・TLT(ティルト)は連行。ネクサスの光の力の秘密を探るための実験をはじめた。そして、スペースビーストが発する特殊サイクルのエネルギー振動波であるビースト振動波を照射したことで、姫矢の心臓は止まってしまう。
姫矢が脱出する
すると姫矢は光となって、拘束されていた施設から姿を消した。姫矢は孤門の前に現れ、何かを伝えようとするが、今度は吉良沢が出現。吉良沢は姫矢に「次に変身して戦えば、命を落とす」と忠告。そのやりとりを終えると、ふたりは孤門の前から姿を消してしまう。そして、姫矢は以前勤めていた新聞社時代の先輩・佐久田 恵の前に現れ気を失ったのだった。
一方、カメラマンの保呂草が撮影した、温泉街でのゴルゴレムとナイトレイダーの戦いの写真は、姫矢の知人のジャーナリストである根来甚蔵の手に渡り、スポーツ新聞に掲載された。しかし、社会の秩序を守るため、人々からスペースビースト事件の記憶を消すMP(メモリーポリス)は、他の新聞社に同じタイミングで妖怪や恐竜のインチキ記事を載せるよう手を回し、結果、根来の告発した真実は埋もれてしまっていた。さらに、根来はMPに追われてしまうも、「世界UFO研究所」という怪しいサークルの男たちに助けられる。