3月3日 帰ってきたウルトラマン 丘隊員がフェミゴンになってしまう!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月3日(1972年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月3日」(1972年)。
すべての画像を見る(全5枚)
フェミゴンと戦うウルトラマンジャック  ©円谷プロ
1971年4月2日より放送が開始された『帰ってきたウルトラマン』の主人公は郷 秀樹。カーレーサーを目指していた郷は、怪獣タッコングの襲撃の際に子どもを守って命を落とすもウルトラマンジャック(劇中での呼称は「ウルトラマン」)と一体化し、復活。怪獣攻撃隊MAT(マット)に入隊し、怪獣から地球を守るために戦うことを決意する。

MAT唯一の女性隊員で、主に通信を担当する丘隊員。ある日、丘は連続でミスを犯してしまう。その原因は、彼女が宇宙生命体に乗っ取られていたからだった。伊吹隊長に休暇を与えられた丘だったが、その後怪獣・フェミゴンに変貌してしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

丘隊員のミスで郷が行方不明に

1972年3月3日は『帰ってきたウルトラマン』第47話「狙われた女」が放送された日です。その日、MATは伊吹隊長と通信担当の丘隊員を除いた隊員たちが、パトロールに出ていた。しかし、突如、郷と南隊員の乗るマットアロー1号が操縦不能に。郷は本部に連絡を取ろうとするが、なぜか通信ができない。郷たちは自らの判断で、伊豆の海上にマットアロー1号を移動。パラシュートで脱出し、機体は爆散してしまった。

郷たちと連絡を取り合っていた岸田隊員と上野隊員は帰還。郷たちが本部と連絡が取れなくなったのは、丘が通信のスイッチを切ってしまったためであった。気を落とす丘に対し、伊吹隊長は「今度から気をつけるように」と声をかけると、通信の補佐に上野を残し、岸田とともに郷たちの捜索に向かった。

しかし、郷たちを発見することはできなかった。日が暮れ、これ以上の捜索は困難だと判断した伊吹隊長は、上野と丘に連絡し、帰還しようとする。しかし、本来ならばクリアになっているはずの進路に、旅客機が現れた。ギリギリのところで旅客機を回避する伊吹隊長たち。帰還後、理由を問い詰めると、丘がレーダーのスイッチを切ってしまったために、旅客機に気づかなかったことが原因だった。
次のページへ 丘隊員はフェミゴンに乗っ取られていた!
23 件