1月12日 ウルトラマンA 獅子頭をかぶった少年が超獣シシゴランに変貌!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月12日(1973年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月12日」(1973年)。
カイマンダ(右)、シシゴラン(左)と戦うウルトラマンA  ©円谷プロ PHOTO/講談社
すべての画像を見る(全5枚)
1972年4月7日より放送が開始された『ウルトラマンA』は、怪獣を超える怪獣である「超獣」を送りこむ異次元人ヤプールと戦うため、超獣攻撃隊TAC(タック)の隊員となった北斗星司と南 夕子がウルトラタッチでウルトラマンAに変身。夕子が月星人の仲間のもとへ帰った後は、北斗が一人で変身し、必殺のメタリウム光線や、バーチカルギロチンをはじめとした多彩な切断技などを駆使して、超獣を次々と撃破していく。

梅津ダンの友人である新太少年は、倉庫にしまっている彼の父親の獅子舞で超獣ごっこをしているうちに、本物の超獣になってしまう。それは、新太の父親が拾ってきた怪しい神像=超獣・カイマンダの仕業だった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

超獣の反応が観測される

1973年1月12日は『ウルトラマンA』第41話「冬の怪奇シリーズ 怪談!獅子太鼓」が放送された日です。友人の新太少年たちとかくれんぼをして遊んでいたダンは、怪しい神像に何かを祈っている新太の父親に遭遇。なんでも、父親はどこからかその神像を拾ってきて祀っているらしい。その後、ダンたちは倉庫に隠れると、今度は獅子舞を見つける。新太の父親は獅子舞の名人であり、今年の正月にも披露しようとしていたが、酔っぱらいに因縁をつけられ、脚をけがしてしまったという。

獅子舞が泣いているように思えたダン。しかし、新太はふざけて獅子舞を持ち出し、超獣ごっこの道具にして遊びはじめてしまう。そこに、北斗と美川隊員がやってきた。この周辺に、かすかながら超獣らしき反応があるのだ。ダンは、超獣探しを手伝うと提案。新太は、獅子舞を倉庫に戻しに向かう。しかし、そこで異常が発生した。新太の獅子頭が、外れなくなってしまったのだ。新太は父親に助けを求め、父親は獅子頭を外そうとするが、突如父親は何かに取り憑かれたように様子がおかしくなる。そして、父親が太鼓を叩いたことで新太は超獣・シシゴランに変貌してしまった。

新太の父親の太鼓に誘導され、街を破壊しはじめるシシゴラン。新太を傷つけることになってしまうため手出しができない北斗は、太鼓の音に気づき、シシゴランが暴れる街のほうへと向かった。
次のページへ 父親を操っていたカイマンダが出現!
24 件