あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月31日」(1974年)。
独断行動により怪獣・ベキラを逃してしまったゲン。謹慎処分になったゲンは、ベキラの弱点である背中を攻撃するために白雲庵に住む僧侶・十貫のもとを訪ねて新技を習得する。
ゲンが独断行動により怪獣を逃してしまう
勝機を見出したMACであったが、ゲンは地上に逃げ遅れた男性がいるのを発見。救助に向かおうとするが、この一帯はすでに避難勧告が出ており、青島は「ひとりの不注意のために大きな犠牲を出すわけにはいかない」とゲンを制止し、攻撃を続けようとする。
だが、ゲンはそれを無視してマッキー2号の脱出スイッチを押し、地上に降下してしまう。逃げ遅れた男性は、城南スポーツクラブの大村だった。大村はパチンコに夢中になり、逃げ遅れてしまったらしい。
一方、青島はひとりでマッキー2号から攻撃を続けるが、怪獣の反撃で墜落してしまう。ゲンが地上から攻撃を加えると、ベキラはダメージを受けた。ベキラの弱点は、背中だったのだ。
しかし、ベキラは姿を消してしまった。帰還したゲンは、命令無視を青島に叱責される。他の隊員たちからも、独断行動をしたゲンとは一緒に戦えない、と責められる。さらに、青島や黒田隊員はベキラが弱点をMACに知られた以上、不用意に背中をさらすことはなくなるだろうと考えた。