あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月7日」(1998年)。
「宇宙で最も優れた生命体」を自称し、人類の宇宙進出を良く思わない水棲生命体 スヒューム。スヒュームは、スーパーGUTSの隊員たちが搭乗する移動要塞クラーコフNF-3000に取りつき、海底に沈める。さらにハッキング能力を使ってクラーコフから誘導電波を発し、宇宙にある人工太陽試験機・NSPカンパネラを南極に落とそうとしていた。
アスカはウルトラマンダイナに変身するが、スヒュームが出現させたレイキュバスに敗北し、氷漬けにされてしまう。
人工太陽落下を防ぐため、クラーコフの自爆を決意する!
一方、万能潜航艇のガッツマリンでは、リョウ隊員とマイ隊員がスヒュームに襲われた南極の海底基地アイスキャッスルの生き残りを収容していた。マイは優れたプログラマーでもあり、クラーコフを奪還する方法を調べていた。調査の結果、クラーコフのメインコンピューターにアクセス可能な端末を発見するが、外部から侵入するルートは存在しない。
同じころ、クラーコフにいるナカジマ隊員は、最後の手段として自爆装置の起動をコウダ隊員に提案する。自分たちの命と引き換えにクラーコフを自爆させ、誘導電波を停止させようというのだ。その場にいた、横柄な態度の海洋開発局のエジリ主任が自分だけでも助かろうと、自爆装置の存在をスヒュームに聞こえるように叫ぶのをナカジマ隊員は押しとどめようとし、コウダは自爆装置のタイマーをセットする。