1月14日 ウルトラセブン ペダン星人の船団が襲来! キングジョーを倒せ!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月14日(1968年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月14日」(1968年)。
キングジョーと戦うウルトラセブン  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1967年10月1日より放送が開始された『ウルトラセブン』。怪獣が自然災害に近い存在であることが多かった前作『ウルトラマン』に対し、本作は明確な侵略の意図を持った宇宙人が複数登場。多くの怪獣が、宇宙人の兵器として登場するのも特徴だ。

人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。

3ヵ月前、地球は暗黒の星・ペダン星に観測ロケットを打ち上げた。だが、ペダン星には知的生命体が存在。地球人は謝罪の無線電信を送るものの、ペダン星人は、観測ロケットを敵対行為と誤解し、復讐するとメッセージを送ってきた。日本にやってきた女性科学者のドロシー・アンダーソンを助けたウルトラ警備隊であったが、ドロシーはペダン星人が擬態した偽者であった。ペダン星人が操る4機のマシンは合体し、ロボット怪獣・キングジョーが出現。ウルトラセブンはそのパワーに圧倒されてしまう。

「ウルトラ警備隊西へ 前編」の記事はこちら!

「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

キングジョーが撤退する

1968年1月14日は『ウルトラセブン』第15話「ウルトラ警備隊西へ 後編」が放送された日です。必殺技のエメリウム光線やアイスラッガーも効かず、キングジョーに苦戦するウルトラセブン。それでも、セブンは対ペダン星人の防衛会議が行われる予定だった、防衛センターを死守。キングジョーを転倒させる。すると、キングジョーは4機のマシンに分離し退却していった。

ペダン星人に関する資料は、行方不明になっている本物のドロシーが持っていた。地球人は、いつか自分たちの星を侵略しようとしている。そうペダン星人が誤解していることを仲間たちに伝えるダン。キリヤマ隊長は徹底的に戦うしかないと考え、地球防衛軍の科学者である土田博士にキングジョーに対抗できる武器の開発を依頼。隊員たちには二度とスパイが入り込まないよう、防衛センター周辺地域の監視を指示する。すると、ダンは監視中にドロシーの姿を発見した。

ドロシーに擬態しているペダン星人と接触するダン。ペダン星人はダンがウルトラセブンであることを見抜き仲間に引き入れようとするが、ダンは当然それを拒否。そして、地球人が打ち上げた観測ロケットは、宇宙全体の平和のためのもので侵略の意思はないと説明する。しかし、ペダン星人はダンの言葉を信じず、現に防衛センターで自分たちを攻撃するための準備をしていると反論した。ダンは「ペダン星人が地球の平和を乱すからだ」と返すが、ペダン星人は「先に人間が観測ロケットで、自分たちのことを一方的に覗いた」と非難したのだった。
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