あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月14日」(1997年)。
シンジョウ隊員の親友である城崎と乾を乗せた宇宙船・ロムルス号が地球に帰還。しかし、何者かの攻撃を受け、不時着してしまう。現場に向かったシンジョウは、そこで突如出現した怪人を射殺するが、それは城崎が変貌した姿だった。
シンジョウ隊員の親友が怪人に変貌
突如、通信の映像が途絶え、ふたりの悲鳴が響きわたる。ロムルス号は何者かの攻撃を受けたのだ。そして、ロムルス号から異生命体の反応が観測される。GUTSは、地球に不時着したロムルス号のもとに向かった。一方、地球に塔のような謎の物体が飛来した。
現場に着くと、シンジョウは城崎の「一発で仕留めろよ」という声を聞く。すると、目の前に謎の怪人が出現。シンジョウはGUTSハイパーでそれを撃ち抜いた。その後、ロムルス号にいた乾を助けるが、城崎はそこにはいなかった。そして、宇宙から飛来した塔が、人々に語りかけてきた。彼らは「イルド」で、攻撃の意思はなく、共に生きるものを求めているという。そして、人々に塔に集うよう訴える。一方、シンジョウは倒した怪人・イルドが、城崎の通信機を身につけていることに気づく。そして、乾が真実を語りはじめた。そのイルドは、城崎が変貌してしまった姿だったのだ。
宇宙を航行中、ロムルス号にイルドが侵入し、城崎は攻撃を受けた。乾はなんとかイルドを宇宙船の外に追いやることに成功したが、イルドの攻撃によって城崎の体は少しずつイルドへと変貌していった。イルドの目的は、人間をイルド化させて仲間を増やすことだった。城崎は自分の意識があるうちに自分を殺させ、その体を分析させてイルドに対抗しようとしていたのだ。イルドとなって死亡した城崎は、生物学研究所に運ばれ、調べられる。