あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月9日」(1972年)。
バット星人とゼットン2代目を倒し、坂田次郎に「ウルトラ5つの誓い」を残して地球を旅立った郷 秀樹=ウルトラマンジャック。そんな郷が、再び次郎、そして北斗と南の前に現れた。しかし、北斗はその郷に不信感を抱く。はたして郷は、本当に地球に「帰ってきた」のか?
郷 秀樹が帰ってきた!
そんな中、街にザイゴンが現れた。ザイゴンは突進してビルを突き破り、炎を吐いて暴れ回る。怪獣の攻撃に巻き込まれる次郎たち。TACは出撃し、北斗は次郎たちを守るために地上から新開発のバズーカを命中させるも、口から吐く火炎で反撃される。だが、2発目を怪獣の口に向けて撃とうとする北斗の射線にひとりの男が立ち塞がる。
その男は、郷 秀樹だった。郷は巨大なレーザー銃でザイゴンを攻撃すると、ザイゴンは姿を消してしまった。
次郎たちと再会した郷は怪獣戦で負傷したため、TACに保護されメディカルセンターで治療を受けることになる。TACが保管していたMATの記録によると、郷は戦死したことになっていた。だが、郷はウルトラレーザーを開発し、地球防衛軍が全滅したと聞いて地球に戻ってきたというのだ。