3月18日 ウルトラマン80絶体絶命に涼子がユリアンへ変身!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月18日(1981年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月18日」(1981年)。
合体したプラズマ、マイナズマと戦うウルトラマン80(右)とユリアン(左)※中央右がプラズマ、中央左がマイナズマ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1980年4月2日より放送が開始された『ウルトラマン80』。中学校の教師であり、地球防衛軍の怪獣・怪事件の対策チームUGMの隊員でもある矢的 猛がウルトラマン80に変身。人間の憎しみや悲しみといったマイナスエネルギーが生み出す怪獣に立ちむかう。

夜12時になると、怪電波が飛び交う異常現象が発生。それは、プラズマとマイナズマという2体の怪獣の仕業だった。少年を守って負傷し苦戦する80のもとに、ついに星 涼子が変身したユリアンが登場する!
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

謎の怪電波

1981年3月18日は、『ウルトラマン80』第49話「80最大のピンチ!変身!女ウルトラマン」が放送された日。最近、夜12時になると、怪電波が飛び交う異常現象が発生していた。その電波は怪獣からでていることが判明する。

さらに、電波は14ヵ所から発生しているため、怪獣は14体存在すると思われていたが、それらは人間をかく乱するためで、実際は2体の怪獣によるものだということがわかる。頭が良い怪獣に人間の行動を察知されないよう、この一件はUGM内だけの秘密にされることになった。

一方、猛の知り合いで、将来UGMに入りたいと考えているツトム少年は、誕生日プレゼントに買ってもらったラジオの組み立てキットを完成させ、深夜にラジオを聞いていた。しかし、12時になると奇妙な電波を受信し、それを聞いた飼い犬のロクは怯えてしまう。翌日、ツトムは猛に相談するが、はぐらかされてしまう。

そしてその夜、ツトムは再び怪電波を受信したことで、その電波を探ることにする。一方、UGMは電波の発信場所が奥多摩の仁王山であることを突き止め、翌朝に調査に向かうことになる。
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