６月18日帰ってきたウルトラマン　少女を守るシュガロンの正体とは？

今日は何の日？「ウルトラ怪獣日和」６月18日（1971年）

2023.06.18

シュガロンは静香の父親の化身なのか？

静香の住む小屋には、たくさんの絵画があった。15年前に娘とともに姿をくらました、日本を代表する画家の牛山画伯。静香はその娘だった。静香はいきさつを語りだす。静香は幼稚園のころに交通事故に遭い、医者は下半身不随になると診断した。しかし、牛山は静香をこの白神山に連れてきてリハビリをし、現在は障害は残るものの、静香は歩くことができるようになっていた。牛山は、娘を事故に遭わせた車がいない白神山を、楽園だと思っていた。牛山はすでに他界しており、静香はひとりで小屋に住んでいるのだった。

翌日、郷は小屋の近くが溶岩になっていることに気づく。シュガロンは硫黄のにおいが嫌いなため、静香の小屋に近づかないのだと考えた。一方、マットジャイロでシュガロンを捜索していたＭＡＴであったが、突如、山の中からシュガロンが出現。迎撃を開始する。マットジャイロの攻撃で目を負傷したシュガロンは、方向感覚を失い、郷や静香のいる場所に向かってきた。痛みのせいか暴れはじめ、さらに火を噴いて静香の小屋を燃やしてしまう。

燃える小屋から父の絵画を運び出そうとする静香。郷は止めようとするが、静香は気を失ってしまう。郷はウルトラマンジャックに変身。シュガロンのパワーに苦戦するも、ウルトラ霞斬りで撃破するのだった。

音波怪獣シュガロン

高い格闘能力と口から吐く炎が戦力だ　　©円谷プロ

【ウルトラ怪獣事典】
音波怪獣シュガロン

身長／60メートル
体重／２万8000トン

白神山に住む怪獣で、本来はおとなしい怪獣だったが、大きな音を嫌い、若者の乗るバイクや、付近に開通したバイパスを攻撃した。車を憎み、静香に嫌がらせをする若者を襲ったことから、静香の父親の化身なのではないかと考えられた。

登場エピソード：『帰ってきたウルトラマン』第12話「怪獣シュガロンの復讐」（1971年６月18日放送）
脚本：上原正三／特殊技術：高野宏一／監督：鍛冶昇

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６月18日は白神山に住む少女を守るシュガロンが出現した日

６月18日は白神山にシュガロンが出現。山に住む静香を守るように若者を襲ったエピソードの日。静香は郷に小屋から救出されたものの、命を落としてしまいました。郷や加藤隊長は、シュガロンが死んだ静香の父親の化身で、彼女を守っていたのだろうと考えるのでした。

『帰ってきたウルトラマン』の記事を読む

※この記事は『ULTRAMAN　ウルトラマン＆怪獣手帳　2023』をもとに構成しています。

©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン　公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。【SNS】 X（旧Twitter）：@tele_maga　 Instagram：＠tele_maga

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