5月7日 帰ってきたウルトラマン 東京を守れ! ジャックとMATが2大怪獣と再戦

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月7日(1971年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月7日」(1971年)。
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グドン(左)、ツインテール(右)を相手に戦うウルトラマンジャック  ©円谷プロ
1971年4月2日より放送が開始された『帰ってきたウルトラマン』の主人公は郷 秀樹。カーレーサーを目指していた郷は、怪獣タッコングの襲撃の際に子どもを守って命を落とすもウルトラマンジャック(劇中での呼称は「ウルトラマン」)と一体化し復活。怪獣攻撃隊MAT(マット)に入隊し、怪獣から地球を守るために戦うことを決意する。

怪獣・グドンが現れるなか、卵から新たに怪獣・ツインテールが出現。ジャックとMATは2大怪獣を相手に苦戦してしまう。さらに、ツインテールを孵化前に爆発させようとした地球防衛庁のMN爆弾により、地下道が崩れ坂田アキが瀕死の重傷を負ってしまった。
▼「4月30日 帰ってきたウルトラマン グドンとツインテールが東京を襲撃!!」はこちら!
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ジャックとMATが敗北

1971年5月7日は『帰ってきたウルトラマン』第6話「決戦!怪獣対マット」が放送された日です。グドンとツインテールを同時に相手にしたウルトラマンジャックはエネルギーが尽き、変身が解除されてしまう。するとグドンは矛先を変え、ツインテールを捕食しようと襲いかかった。MATは揉み合う怪獣たちの近くで倒れている郷を救出。すると、ツインテールは海に逃げていく。それを追うグドン。今のMATは、ツインテールが人間のいない場所まで逃げてくれることを祈るしかなかった。

一方、地下道が崩れたことでアキは意識不明の重体に陥っていた。郷は病院に駆けつけ、他の隊員もやってくる。先程の戦いの前、アキたちが地下道に取り残されているにもかかわらずMN爆弾の使用を命令した上層部に反発した郷は、MAT隊員の証である襟章を外し司令室から飛び出していた。MATに戻るよう説得する上野隊員。しかし、郷はアキのそばについていたいと返し、誘いを断る。坂田 健も一言だけMATに戻るよう声をかけるが、郷の気持ちを汲みそれ以上のことは言葉にしなかった。

その後、夢の島にグドンが出現。命令を受けたMATはMN爆弾で攻撃するが効果はなく、グドンは再び姿を消してしまった。事態を重くみた地球防衛庁の岸田長官は、最終兵器スパイナーの使用を決定。スパイナーとは小型水爆並みの威力がある爆弾で、使用すれば怪獣もろとも東京が壊滅してしまう。加藤隊長はスパイナーの使用に反対するが、岸田長官は「東京決戦あるのみ」と主張して譲らないのであった。
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