あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月12日」(1998年)。
緑色の雨が降り、その後死んだ動物が生き返るという事件が発生。取材のため調査を行うテレビ局・KCBの吉井玲子たちは、この事件にクローン心臓手術を行う病院が関係していることを知る。
緑色の雨が降る
玲子たちは、倉庫の入り口で、人形のゲル状のシミを発見。近くには、医療廃棄物が不法投棄されていた。中を調べようとする玲子たちであったが、不法投棄をした者と疑われてしまう。身分を明かし事情を説明するが、取材は拒否され追い出されてしまうのだった。一方、我夢は採取した緑の雨の分析を行っていた。液体の中には地球外の微生物が大量に存在していた。すると、突然藤宮博也が連絡をしてくる。根源的破滅招来体は怪獣の姿をしているとは限らないと訴える藤宮。
その後、不法投棄されていた袋の情報から、宮川病院にやってきた玲子たち。そこでは、矢淵博士によりクローン臓器の研究が行われており、ミコという少女が世界初のクローン心臓の移植手術をするため入院していた。調査の過程でミコと知り合った玲子は、手術を待つ彼女を元気づけたのだった。
その後、ディレクターの田端健二と合流した玲子たちは男性の叫び声を聞きつけると、新たな人形のシミを発見。そして、複数体の謎の怪物に襲われてしまう。そこに、我夢たちXIGが到着。怪物・ディーンツは倒され、すぐにシミの調査が行われた。すると、シミは人間が変貌してしまったものであることが判明する。我夢たちはディーンツの吐いた唾液について矢淵博士に調査を依頼。すると、ディーンツは矢淵博士が作ったクローン細胞に微生物が取り憑いたことで生まれたものだと分かった。