12月12日 ウルトラマンガイア 人間がシミになる!? ディーンツが襲来!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月12日(1998年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月12日」(1998年)。
マザーディーンツと戦うウルトラマンガイア  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワーク「アルケミー・スターズ」の一員、高山我夢(がむ)が地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに、地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

緑色の雨が降り、その後死んだ動物が生き返るという事件が発生。取材のため調査を行うテレビ局・KCBの吉井玲子たちは、この事件にクローン心臓手術を行う病院が関係していることを知る。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

緑色の雨が降る

1998年12月12日は『ウルトラマンガイア』第15話「雨がやんだら」が放送された日です。速水市に緑色の雨が降るという異常な事態が発生。さらに、その雨によって、死んだ動物たちがゾンビのように生き返るという事件が起こる。KCBの吉井玲子と井上倫文はその事件を取材。その帰りに、特捜チームXIG(シグ)が緑の雨を調べているのを目撃した玲子は、XIGよりも先に緑の雨の真相を突き止めようと張り切るのだった。

玲子たちは、倉庫の入り口で、人形のゲル状のシミを発見。近くには、医療廃棄物が不法投棄されていた。中を調べようとする玲子たちであったが、不法投棄をした者と疑われてしまう。身分を明かし事情を説明するが、取材は拒否され追い出されてしまうのだった。一方、我夢は採取した緑の雨の分析を行っていた。液体の中には地球外の微生物が大量に存在していた。すると、突然藤宮博也が連絡をしてくる。根源的破滅招来体は怪獣の姿をしているとは限らないと訴える藤宮。

その後、不法投棄されていた袋の情報から、宮川病院にやってきた玲子たち。そこでは、矢淵博士によりクローン臓器の研究が行われており、ミコという少女が世界初のクローン心臓の移植手術をするため入院していた。調査の過程でミコと知り合った玲子は、手術を待つ彼女を元気づけたのだった。

その後、ディレクターの田端健二と合流した玲子たちは男性の叫び声を聞きつけると、新たな人形のシミを発見。そして、複数体の謎の怪物に襲われてしまう。そこに、我夢たちXIGが到着。怪物・ディーンツは倒され、すぐにシミの調査が行われた。すると、シミは人間が変貌してしまったものであることが判明する。我夢たちはディーンツの吐いた唾液について矢淵博士に調査を依頼。すると、ディーンツは矢淵博士が作ったクローン細胞に微生物が取り憑いたことで生まれたものだと分かった。
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