3月2日 ヤプールの怨念! ウルトラマンAにベロクロンが復讐!!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月2日(1973年)

テレビマガジン編集部

本物のベロクロン二世が出現!

竜隊長は、北斗の様子がおかしくなったことに歯医者が関係しているのではないかと考え、今野隊員にQ歯科医院で北斗に異常がなかったか調べるよう指示。すると、Q歯科医院は存在しないことが判明する。北斗もQ歯科医院がおかしいと考え、謹慎を破って街に向かった。

すると、今度は本当にベロクロンが出現。そのベロクロン二世と遭遇した北斗は先ほどと同じ幻覚だと考え、無防備のまま接近してしまう。北斗を見たベロクロン二世はミサイルで北斗を攻撃した。吹っ飛ばされる北斗。気が付くと、その傍らには銀色のカプセルが落ちていた。

疑問に思う北斗だったが、迫るベロクロン二世に対し、北斗はウルトラマンAに変身して戦闘を開始。ボクシングや相撲のような格闘戦では優勢だったが、ベロクロン二世が吐く、なんでも溶かしてしまう泡状のベロクロ液を浴び、ダメージを負ってしまう。

ピンチのAは渾身の力でベロクロン二世の鼻先にある2本の角を引っこ抜き、胸部に突き刺して倒す。勝利を収めたAは、ベロクロン二世の死体を宇宙に運ぶのだった。

女ヤプールと対決!

そして、北斗は再びQ歯科医院を訪れた。歯を治療した女に、ベロクロンの幻影を見せていたカプセルを投げて返し、お前の正体はヤプールの生き残りに違いないと迫る。すると、女の顔が変貌した。北斗の推理どおり、その女はヤプールだったのだ。

北斗は女ヤプールに、復讐などやめたらどうだと諭す。しかし、女ヤプールは負けを認めつつ、「勝った者は、つねに負けた者たちの恨みと怨念を背負って生き続けているのだ。それが戦って生き残っていく者の宿命だ!」と言い放ち、北斗に襲いかかってきた。

北斗は女ヤプールを銃で撃つと、ベロクロ液のような泡が現れて女ヤプールの姿は消える。歯科医院も幻影だったようで、廃墟へと姿を変えたのでした。

ミサイル超獣 ベロクロン二世

ミサイルの他、口から吐くなんでも溶かすベロクロ液と、鼻先の角から放つ光線も強力だ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
ミサイル超獣 ベロクロン二世

身長/55メートル
体重/4万4440トン

女ヤプールが操る超獣。TACとの戦闘では、第1話「輝け!ウルトラ五兄弟」に登場した先代ベロクロンの戦闘データを解析したTACに圧倒される場面もあったが、先代が使うことはなかった鼻先の2本角から放つ光線で勝利している。

登場エピソード:『ウルトラマンA』第48話「ベロクロンの復讐」(1973年3月2日放送)
脚本:市川森一/特技監督:田渕吉男/監督:菊池昭康

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
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『ウルトラマンネクサス』2023年10月2日(月)より配信開始!
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3月2日はヤプールの生き残りが北斗に復讐を仕掛けてきた日

3月2日は、ヤプールの生き残りである女ヤプールがベロクロン二世を使って北斗に復讐を仕掛けてきたエピソードの日。北斗は女ヤプールを撃破。危機から脱し帰還します。しかし、彼女が最後に残した言葉が胸につかえているのか、その表情は晴れやかなものではありませんでした。

そして、ヤプールはその後のウルトラマンシリーズにも度々登場することになります。また、市川森一氏の脚本は強敵エースキラーが登場した第14話「銀河に散った5つの星」以来でしたが、3月30日(1973年)放送の最終回 「明日のエースは君だ!」に続きます。

3月30日(1973年)放送の最終回「明日のエースは君だ!」はこちら

©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。