見どころ その3:牛島太助、赤石の手にかかる!
一輝は「父ちゃんやみんなの力を借りて、俺たちはギフを倒す力を手に入れた」とその力を伝え、「自分とバイスを信じてくれ」と大二に呼びかけますが、大二は「口だけならなんとでも言える!」と頑なに聞く耳を持ちません。
一方、第一シェルターでは、赤石に追い詰められたジャンヌ、アギレラ、オーバーデモンズを見かねた牛島太助が飛び出て、ライダーたちに撤退を促します。
光はさくらと花に市民の護衛に回るように伝え、自分はひとり赤石をふせぐ盾になることを決意しました。
光の意志を悟った赤石は「その意気や良し」と、光=オーバーデモンズを追い込んでいきます。その連続攻撃を受け、オーバーデモンズは変身解除に追い込まれ、赤石が光にとどめを刺そうとしたその時……すんでのところで自らの身体を盾にして光をかばったのは太助でした!
太助の身体に赤石の腕が貫通し、太助は明らかに致命傷を負ってしまいました。その姿を見た光は思わず「父さん……? どうして……」とつぶやきます。
瀕死の太助は「ウィークエンドの貴重な戦力であるオーバーデモンズを失うわけにはいかない」と言い、立ちつくす光にこの場から去るよう命令しました。しかし、太助の本心は……。
倒れた太助の破れたポケットから一枚の写真が落ちました。変身解除した赤石がそれを拾って見ると、そこにはなんと太助の本物の家族である妻と娘の姿が写っていたのです。
太助の妻と娘はデッドマンズの手にかかり亡くなったことが、瀕死の太助の口から語られました。
赤石は「私に従えば、服従の元に平和な未来を手に入れることができたのに」と嘯きますが、太助は決然と「自由無き平和など何の意味もない。それを必ず証明してくれる……私の……息子がな」と赤石に言い放ったのです。
偽装家族ではありましたが、やはり太助は光に対して息子同等の感情を抱いていたのです。
おそらく、当初は打倒ギフの任務遂行のため非情に徹していたのでしょうが、その任務のため公子を見殺しにし、五十嵐家の家族の情愛とその大切さに触れた光から叱責されたことにより、心を動かされたに違いありません。
しかし、その心情を光に伝えることなく、任務遂行のために自ら犠牲となった太助の潔さと切なさを感じる名シーンに目頭が熱くなりました!
そして、一輝と大二の兄弟ゲンカは……互いにぶつかり合った末、やはり「正しいのは……俺だ!」と兄の一輝を突っぱねる大二。力尽き変身解除した大二に駆け寄る一輝でしたが、現れた赤石によって大二はまたもや連れ去られてしまいました!
呆然と立ち尽くす一輝とバイス。赤石は大二に特別な感情を抱いたようで……またまた次回の展開も目が離せませんね!
『仮面ライダーリバイス』クイズ
一輝と大二の対決のなか、一輝が守ると宣言したものは自由と、平和と、もうひとつは何?
①俺たちの家族 ②みんなの笑顔 ③幸福な世界