テレビマガジン創刊55周年記念! 特撮スチールカメラマン、大島康嗣インタビュー

『ウルトラマン』と『仮面ライダー』の撮影現場写真を撮り続けた男が語る!

テレビマガジン編集部

自らが撮影した写真が満載された2冊を手にした、大島康嗣カメラマン PHOTO/講談社
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今年2026年、1971年の創刊から55周年を迎える「テレビマガジン」。その中でも人気を保ち続けてきた2大シリーズ、「ウルトラマンシリーズ」と「仮面ライダーシリーズ」の撮影現場で、常に講談社のためのスチール写真を撮り続けてきたのが、大島康嗣(おおしまやすじ)カメラマンです。

その大島カメラマンに、2026年8月7日に発売された「テレビマガジン特別編集 ウルトラマンシリーズ60周年記念 全ウルトラマン記録大鑑」(講談社刊。税込み定価:1万6500円)と、2026年9月3日に発売の「テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 昭和46年~48年 講談社所蔵写真集 究極」(講談社刊。税込み定価:1万9800円)を見ていただきながら、当時の思い出を語ってもらいました。

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「全ウルトラマン記録大鑑」と「仮面ライダー 究極」の2冊を見て

ほぉ~。今回「テレビマガジン」からこんなに厚い本が2冊も出版されたんだねぇ(笑)。

「(全)ウルトラマン(記録大鑑)」は全体の2/3、「仮面ライダー(究極)」に載っているのは、ほとんど私の(撮った)写真だけれど、まだこんなに編集部に残っていたんだ。それらをそれぞれ一冊にまとめてくれたことに感謝をしていますが、半世紀以上前のものもあって、つくづく年月の流れを感じます。

キャラクター番組のカメラマンに

若き日の大島カメラマン。鋭い眼光がプロの矜持を物語る PHOTO/講談社
これを読んでくれる皆さんは、もう知ってくれていると思うけれど、講談社写真部に入社したばかりの私は、「若い女性」という女性雑誌で、洋服や家具、料理、ヘアセットされたモデルさんを、また、漫画雑誌「週刊少女フレンド」では女の子モデルのグラビア写真を撮っていました。

その後、「週刊少年マガジン」編集部から巻頭グラビア用の写真を依頼されるようになり、そのなかの一つに“キャラクター番組”の撮影があったんです。でも、馴染みの薄かったジャンルということもあって、先輩カメラマンたちは、「撮りたくない!」と言って拒否する。それで、一番後輩だった私がやることになったんだね(笑)。

『丸出だめ夫』や『ウルトラQ』、『ウルトラマン』の現場に行ってキャラクターの写真をたくさん撮りましたが、そんなときに「週刊少年マガジン」の内田(勝)編集長や部員だった田中(利雄。後の「テレビマガジン」編集長)さんと知り合ったんです。

『ウルトラマン』の時代

正直、特撮現場での撮影はしんどかったね。当時は、今ほど高速道路が整備されていなかったから、埼玉県の自宅を毎日朝5時前に出発し、一般道を約2時間走って東京都世田谷区・成城にあったスタジオ(東京美術センター)へ通っていました。

でも、ようやく到着すると、撮影スタッフから「大島ちゃん、わざわざ来てくれたけれど、(撮影準備の関係で)今日はウルトラマンの登場はないよ。たぶん、明日だな!」と言われちゃってね。正直、空振りです。で、仕方がないから次の日も同時刻にスタジオへ行って、なんとかウルトラマンと怪獣の絡みや単体を撮影しましたよ(笑)。

写真を撮っていたときに記憶に残っているのは、やはり古谷(敏)さんの頑張りかな。ウルトラマンを演じていた彼は本当に大変で、いつも汗びっしょりになって芝居をしていた。しかも、本番が終わって疲れているだろうに、私が「古谷さんごめん、ちょっとスチールを撮らせて!」とお願いすると、嫌な態度を見せずにスーツを着たままでポーズを取ってくれる。これには本当に感謝しています。

あと、中島(春雄)さんの怪獣も印象的だった。あの方は東宝でゴジラ役も担当していたので、芝居が上手いのは当然なんだろうけれど、『ウルトラマン』の現場で演じていたガボラやジラースは動きに迫力もあるし、スチールでのポーズもかっこよかった。個人的にも“気に入った写真が撮れた”と思っています。
『ウルトラセブン』『仮面ライダー』に!

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