『ウルトラマンティガ』ゴルザ・キリエロイド・ヤナカーギー 新たなる古典

『講談社MOOK ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』よりぬきコラム【第9回】

テレビマガジン編集部

©円谷プロ PHOTO/講談社
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ウルトラマンシリーズに登場する怪獣・宇宙人の誕生物語やストーリー中での活躍を追跡して、解読するムック『ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』から、作品に登場する怪獣や宇宙人がなぜこれほど魅力的なのかをお伝えしましょう。

今回は、平成三部作と呼ばれる作品群の第1弾、『ウルトラマンティガ』(1996年)から、超古代怪獣ゴルザ・炎魔戦士キリエロイド・宇宙恐竜ヤナカーギーを紹介しましょう。

新たな歴史の始まりを飾るウルトラマンティガの宿敵!

超古代怪獣ゴルザ
超古代文明をおびやかしたゴルザと超古代竜メルバは、現代の「ティガの地」で2体の石像を破壊しています。残った1体がマドカ・ダイゴと一体化して復活したのが、ウルトラマンティガでした。  ©円谷プロ PHOTO/講談社
超古代怪獣ゴルザは『ウルトラマンティガ』第1話「光を継ぐもの」に登場する怪獣です。

『ティガ』視聴者の前に初めて姿を見せた怪獣であるゴルザは、世界を襲う異変としてモンゴルの平原で復活し、超古代竜メルバとともに日本の「ティガの地」を攻撃するものの、結果的にティガ復活のきっかけを作ることとなりました。

頭部の岩石の様なディテールはその後、超古代怪獣ガルラや超古代尖兵怪獣ゾイガーなどの超古代怪獣の共通イメージとされています。

ティガの猛攻から逃亡したゴルザは第18話にマグマエネルギーで強化されて再び出現、ティガの光線を吸収する強さを見せ、また『ウルトラマンダイナ』第43話にもさらに強化された超古代怪獣ゴルザⅡが出現しています。

自らを預言者と名乗り、暗躍する精神生命体

大昔から地球に存在していた、炎魔戦士キリエロイド

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