バクアゲるぜ! 『ブンブンジャー』 ブンレッドが夢を叶えてブンレッド119にパワーアップだ!
スキマ時間で読む! 『爆上戦隊ブンブンジャー』ストーリーと見どころポイント【第21話】
2024.07.21
タイヤの子どものころの夢が描かれていた絵を発見!
普段、地下のガレージに入り浸っているタイヤは、邸宅の部屋をほとんど使っていないのだが、それでも届けられた荷物やホコリが積もり、ブンドリオ=ブンブンは部屋の掃除を行い、鳴田射士郎(メイタイシロウ)と志布戸未来(シフトミラ)もその手伝いをしていた。
するとブンブンが積まれた段ボール箱に引っかかり、その上に置かれていたファイル箱が落ちてきた。
開いたファイルを何気なく見ると、中から画用紙に描かれた数枚の絵がこぼれ出ている。
そこには消防士やライオンを飼っている人の姿が描かれていた。一同はタイヤが子どものころに自分の夢を描いた絵だと直感した。
ブンブンらは早速、タイヤのもとへ向かい、タイヤの夢について聞きだそうとする。
しかしタイヤはブンブンをビッグバン・グランプリの舞台へ送り届けることが夢だと言い、自分の子どものころの夢については忘れているようだ。
素直に言わないタイヤに対しブンブンは苛立ちつつ、ふたりの間に気まずい空気が流れる。
そのころ、阿久瀬 錠(アクセジョウ)は国際宇宙対策機構=ISAの特別調査官・細武 調(サイブシラベ)に呼び出されていた。
火の気がない場所で連続して不審火が見つかり、シラベはハシリヤンが絡んでいると睨み、その調査をジョウに依頼したのである。
しかし、どこを調査してよいものか途方に暮れるジョウであったが、そこへ振騎玄蕃(ブレキゲンバ)が現れた。
ゲンバは探偵のコスチュームを着こなし、今の自分はアメ玉探偵だとジョウに告げた。
不審火事件の調査に同行しようというのである。名前がゲンバだけに現場百回は捜査の基本だと、あらためて事件現場を調べることにしたふたりだった。
インチキ消火器が不審火を発生させていた!
やはり不審火事件の犯人はハシリヤンだったようだ。
不審火が出たときの状況を聞き込みするゲンバとジョウは、消防署員の服装を着込んだデコトラーデとイターシャがマンションの中へ入っていくのを見つけたのだ。
サンシーターたちは老婆が住む一室を訪ね、消防署からきたとうそぶき、防災週間につき、各家庭に無料で消火器を配っていると、差し出して去っていった。
あとを追おうとするジョウに、被害を出さないのが先決と止めるゲンバ。
サンシーターにもらった消火器を台所の片隅に置いて夕食の準備に勤しむ老婆のもとへ向かったゲンバとジョウは、危ないとばかりすかさず消火器をつかみ取ったところ、その瞬間、炎が噴き上がる。
幸い事なきを得た老婆とジョウを前に、ゲンバは推理の種明かしをする。
不審火が出た際、その現場にいた者たちは意味は違えどいずれも「カジ」という言葉を発しており、老婆もまた「カジきまぐろ」という言葉を口に出していたのだ。つまり、この消火器はカジという単語に反応して不審火を発生させていたのだった。
早速ゲンバは街中に配られた消火器の回収をイシロウとミラに依頼し、ふたりは行動を開始する。
一方、意に反してタイヤと喧嘩してしまったブンブンは公園のベンチに座り、反省ひとしきり。
そこへ喧嘩でもしたのかとビュンディーと焰 先斗(ホムラサキト)が現れた。
ブンブンは子どものころに夢を描いたタイヤの絵を見つけ、自分がタイヤについて何もしらなかったことを恥じていたのだ。
サキトはくだらないと一笑に付すが、ブンブンは親友のことを知りたいし、子どものころの夢も叶えてやりたいと言い返す。
そんなブンブンの姿を見たビュンディーは、今のお前ならタイヤの夢を叶えることができるはずだと示唆、その言葉にヒントをもらったブンブンは、新たなアイテムを作ることでタイヤの夢を実現できるのではないかと思いついたようだ。