誰もがカッコいいと思う変身ベルトを目指す! DXデザイアドライバー開発者の思惑! 【仮面ライダーギーツ】

初めて体験する発光ギミックとスタイリッシュな機械音声の理由! 開発者インタビュー

テレビマガジン編集部

「DXデザイアドライバー」本体。ここに、ライダーコアIDや、レイズバックルを装填する  © 2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 PHOTO/講談社

自己紹介をお願いします。(以下、太字はインタビュアー)

寺川
社歴は8年目で、現在のブランドトイ企画部に異動して2年目になります。それまでは、ホビー事業部(現・BANDAI SPIRITS)で、「ガンプラ」を中心にキャラクタープラモデルのプロモーションの仕事を主にしていました。

今期から仮面ライダーチームに配属されまして、現在は東映様といっしょに「どういった仮面ライダーの変身ベルトや玩具を作っていくか」といった、企画の立場で仕事をしています。「どういうコンセプトで、どう遊ぶものにしていきたいか」「1年間の仮面ライダーの商品をどう展開していくか」といった、東映様とバンダイを繋ぐ立場の仕事ですね。

『仮面ライダーギーツ』の変身ベルトについては、どういった切り口ではじまったのでしょうか?

ライダーコアIDのみをセットし、「エントリーレイズフォーム」に変身した状態  © 2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 PHOTO/講談社 
寺川
「1号が最高に強い」ということは、ひとつのテーマとなっています。1号をかっこよく、子どもたちの憧れになるようにしたいという想いは、バンダイとして常に大事にしている部分です。

また、これまで、たくさんの仮面ライダーが企画されたなかで、いろいろなコンセプトだったり、なかにはちょっとチャレンジングに「新しい面白さ」を突き詰めたこともありました。今回は一度王道に立ち返り、「本当にかっこいいものってなんだろう」というところから、ヒーローや変身ベルトを考えていこうとなりました。

特に変身ベルトに関しては、「10人の子どもがいたら、10人全員がかっこいいと思えるようにする」ところを、徹底的に追求しています。変身ベルトの「DXデザイアドライバー」は、デザインのかっこよさももちろんですし、ギミックにも奥行きを持たせることで、遊んだ子ども全員が「かっこいい」「楽しい」と思えるものを作っていく、というところがスタートになったと思っています。
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