11月28日 ウルトラマンガイア サイコメザードが人々を狂わせる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月28日(1998年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月28日」(1998年)。
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サイコメザードと戦うウルトラマンガイアとウルトラマンアグル
©️円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワークであるアルケミー・スターズの一員の高山我夢(がむ)が、地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。当初は対立した、海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

怪獣の出現にたびたび居合わせるテレビ局・KCBの報道番組のクルーである田端健二、吉井玲子、井上倫文の3人。彼らは特捜チームXIGとは別の方向から根源的破滅招来体の秘密に迫り、最終決戦では我夢たちに協力してウルトラマンの勝利にも貢献した。

第13話は、報道クルーの田端たちが事件を追う話だ。


ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

KCBに奇妙なビデオテープが送られてくる

1998年11月28日に放送されたのは『ウルトラマンガイア』第13話「マリオネットの夜」。田端は怪獣の出現には何か理由があるという考えのもと番組を制作したが、番組の視聴率は低く、上司からもっとわかりやすい番組を作れと言われてしまう。

そんな中、KCBに山梨県の城岩温泉郷から、何故か海外の内乱の映像が録画された奇妙なビデオテープが届く。ちょうど城岩温泉の旅番組を制作することになっていた田端たちは、旅番組の制作を理由に調査に向かった。

田端たちが城岩温泉に近づくと突然車がパンクしてしまう。田端と玲子は徒歩で町に向かい、井上は車の修理を始めたが、突如、車のラジオが鳴り始め、どこからか住民たちが集まってきた。そして、その住民たちは井上を襲う。

一方、XIGの指令室では我夢が城岩温泉郷のあるポイントで、微弱な電波干渉があることに気づく。我夢は石室コマンダーの許可をもらい、XIGファイターEXで調査に向かった。

サイコメザードが人々を操っていた!

田端と玲子は車に戻るが、井上の姿はない。さらに、現れた住民たちが二人を襲おうとする。田端は街の異変をカメラに収めるため、玲子を逃がし撮影を始める。一方、玲子は逃げた先で洗脳された警官に襲われそうになったが、そこに藤宮が現れ、命を救われる。

離れ離れになった田端と玲子。何とか住民を撒いた田端は、ホテルの屋上で身を潜めている少年と出会う。その少年こそがKCBにビデオを送ったタカシだった。タカシによると、突然電話の音が鳴り響き、それを聞いた住民たちがおかしくなったという。タカシは助けがくるまでずっと隠れていたのだ。田端は屋上にあった電球で「SOS」の文字を点灯させる。

調査を行なっていた我夢はSOSに気づき救助に向かおうとするが、人びとを操っていたサイコメザードが出現。我夢はウルトラマンガイアに変身し、戦闘を開始した。さらに、藤宮が変身したウルトラマンアグルも登場。アグルのフォトンクラッシャーでサイコメザードは倒されるのであった。

超空間波動怪獣 サイコメザード

ビデオテープに録画されていた内乱も、サイコメザードの催眠によるものと思われる
©️円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
超空間波動怪獣 サイコメザード
身長/66メートル
体重/3万6000トン

第4話で登場した「メザード」と同じ名前を持つ怪獣で、メザード同様クラゲのような姿をした波動生命体(プライマルメザード)の姿で現れるがXIGファイターEXのパイロットウェーブとサイドワインダーを受け、怪獣の姿に変化した。電話のコール音で人々を催眠状態にし、操る。

登場エピソード:『ウルトラマンガイア』第13話「マリオネットの夜」(1998年11月28日放送)
脚本:長谷川圭一/監督:根本実樹/特技監督:佐川和夫

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11月28日は報道クルーの田端が催眠状態の住民から少年を救った日

11月28日は、サイコメザードが電話のコール音を利用して人々を操ったエピソードの日。テレビ局・KCBの田端ディレクターが、洗脳された人々から少年を救いだします。また、後々の展開で大きな関わりを持つ、ウルトラマンアグルの藤宮と玲子が初めて直接言葉を交わしたのでした。

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©円谷プロ

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。