3月8日 ウルトラマンティガ 妖怪オビコがかつての闇を取り戻そうと暗躍!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月8日(1997年)

テレビマガジン編集部

変わりゆく町を受け入れられないオビコ

町の住民たちの間では、オビコの話題でもちきりになり、彼らは恐怖や不安を感じていた。ダイゴたちは、かつてのように、人びとを怖がらせることがオビコの目的だと気づく。すると、チャルメラの音が響き、それを聞いた人々はオビコが現れたのだとパニックになる。GUTSは、厨房機器の中、遊具の中、証明写真機やタンスの中など町中の「闇」を探すが、オビコはすぐに別の闇に逃げてしまう。

しかしその夜、ムナカタ副隊長の機転で、ダイゴたちはオビコを追い詰めることに成功。オビコは、町が見渡せる高台におり、オビコを恐れて電気が消え、かつてのように闇に染まった町を見て喜んでいた。ダイゴは、オビコが見ているのは昔の「村」ではないと訴え、静かに暮らせる新天地を探そうと説得する。

しかし、オビコはここが自分が好きだった村でないのなら、叩き潰すと言う。そして、本来の姿を現し、巨大化した。散開し、攻撃を行うGUTS。ダイゴはウルトラマンティガに変身し、オビコの攻撃を止めようとする。ティガに襲い掛かるオビコ。しかし、シンジョウの「町を壊しても、村は戻ってこない」という言葉を聞くと、動きを止める。そして、ティガのハンドスラッシュを抵抗せずに受け、消滅したのだった。

妖怪 オビコ(オビコボウシ)

人を脅しはするものの、殺害はしていないようだ。  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
妖怪 オビコ(オビコボウシ)

身長/50メートル
体重/4万2000トン

「お彦さま」と呼ばれ、古くから村人に恐れられていた妖怪。村の近代化によって暗闇が失われたことを嘆いていた。口から炎を吐き攻撃する。普段は人間の姿をして、影法師とともにラーメン屋の屋台を引いている。

登場エピソード:『ウルトラマンティガ』第27話「オビコを見た!」(1997年3月8日放送)
脚本:太田 愛/監督・特技監督:川崎郷太

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3月8日はオビコが闇を取り戻そうとした日

3月8日は、町の近代化を受け入れられないオビコが、闇を取り戻そうとしたエピソードの日。ダイゴに手を差し伸べられながらも、自分が生きてきた村を捨てられなかったオビコ。シンジョウ隊員は、彼が人々を怖がらせたのは、自分のことを覚えていてほしかったからだろうと考えました。

なお、オビコの本心を伝えた和尚も、オビコの友人であるタヌキが化けた姿でした。近代化が進んでも、科学で解明できない不思議な生き物は、どこかで生き続けているのかもしれません。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2023』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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てれびまがじんへんしゅうぶ

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga