あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月7日」(1975年)。
ゲンは、喧嘩別れをしてしまった友人の宏と、彼の写真展で再会した。写真展には、宏のかつての恋人・厚子が子どもを連れて訪れていたが、そこに怪獣・サタンモアが出現。宏は、厚子の子どもを守ろうとする。
ゲンが宏と再会
宏は写真家になり、ちょうど今写真展を開催しているらしい。宏と別れたゲンは、写真展に向かうと今度はそこで厚子と再会した。厚子は、宏が姿を消した後、別の男性と結婚したらしく、赤ちゃんを抱いていた。今は幸せだとゲンに話す厚子。
そのころ、ブラック指令の指示を受け、新たな円盤生物・サタンモアが地球に飛来。防衛軍の攻撃を受けるが、それをものともせず、東京に現れた。さらに、サタンモアは小型の怪獣・リトルモアを出現させ、人々を襲わせる。その騒ぎのなかで、ゲンはバイクが少年を轢く瞬間を目撃。大事には至らなかったようだが、少年に怪我がないかも聞かず、バイクの運転手は走り去ろうとしてしまう。そして、その運転手は宏だった。