あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月8日」(1997年)。
「オビコを見た」という証言を受け、GUTSは彦野町を調査する。その犯人は、かつて「お彦さま」と呼ばれていた妖怪だった。オビコは、近代化が進む彦野町に、かつての暗闇が失われたことに嘆いていた。
オビコを見た!
夜の彦野町のパトロールを開始したGUTS。シンジョウ隊員が、屋台のラーメン屋の横を通りかかると「オビコと遊ぼ」という声を聞く。その屋台は姿を消すと、今度はダイゴとホリイ隊員の前に現れた。屋台を引いていた男が攻撃してくるも、ダイゴはそれを回避し、鍋の中に怪獣の居場所を追跡するモンスターキャッチャーを投げ入れる。
その後、男はレナ隊員のもとにも現れた。闇と闇をワープするように移動する男に対し、GUTSはライトで闇を照らして、追い詰める。しかし、男は自分をオビコ、ともに行動している不定形の生物を影法師と称して、姿を消してしまった。
翌日、モンスターキャッチャーの反応がある場所に向かったGUTSだったが、何も手掛かりになるものは見つからなかった。すると、和尚が現れ、井戸の中から出てきたとモンスターキャッチャーをダイゴたちに返却する。和尚によると、オビコはかつて「お彦さま」と呼ばれ、彦野町の闇に住んでいたらしい。しかし、この町も近代化が進み、近く健康ランドもできる。闇を失ったオビコは、住みづらいのだろうとダイゴたちに話すのだった。