10月18日 ウルトラマンレオ 宇宙人の命の恩人が竜宮城に招待される!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 10月18日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月18日」(1974年)。
キングパラダイと戦うウルトラマンレオ  ©円谷プロ
1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人。得意の格闘技で宇宙の平和をまもる。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でも、ファンの間で語り草になっている。

漁船の船長を務める、「ひげ船長」と呼ばれる男性は、漁師たちに殺されそうになっている宇宙人の子どもを助けた。その後、彼はお礼として、彼らの潜水艇に招かれる。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

船長が宇宙人の子どもを助ける

1974年10月18日は『ウルトラマンレオ』第28話「帰ってきたひげ船長! 浦島太郎より」が放送された日です。怪しい機影を探知し、追跡をしていたMAC。しかし、不明機の反応は、海上で突如消えてしまう。ダンは、不明機が潜水艇で海中に潜ったと判断し、ゲンを捜査に向かわせる。一方、梅田トオル、カオルの兄妹は、釣りをしているところを、ひとりの男性に話しかけられ、餌の付け方を教わる。男性は、現在港に停泊している、大きな漁船の船長らしい。

すると、トオルたちは、複数の漁師たちがひとりの子どもを取り囲んでいじめているのを目撃。船長は、それを止めさせようとするが、その子どもはパラダイ星人という、宇宙人だった。それでも船長は宇宙人の子どもを助け、お守りとして持っていた珍しい真珠と引き換えに、子どもを渡してもらった。

船長は、パラダイ星人の子どもを逃がす。子どもは、海中にいる仲間たちの潜水艇に救援信号を送ると、再び船長の前に姿を現した。パラダイ星人は、船長にお礼をしたいと言うのだ。すると、船長は人の気配を察知。子どもを隠れさせる。その気配の正体は、ゲンだった。調査をしていたゲンに、船長はパラダイ星人は悪い宇宙人ではないと訴える。

船長は、すでに漁船の船長を辞めていた。漁船はほかの国で密漁をするよう指示を受けていたが、船長にはそれができず、魚が獲れなかったらしい。そして、パラダイ星人の招待を受けると言う。ゲンは危険だと言って止めさせようとするが、船長にはぐらかされてしまう。その後、漁師が助けを求めて駆けつけてきた。昼間にいじめていたパラダイ星人の大人たちが、復讐に来たというのだ。ゲンは、パラダイ星人が出現したという場所に向かった。
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